アカデミー賞をはじめ、映画祭のレッドカーペットに登場する女優たちのドレスはつねに注目を集めるが、中でも、「もっともファッショナブル」と言われるのがモードの国フランスで開催されるカンヌ国際映画祭。
第66回目となる今年は、5月15日に開催された前夜祭でプレミア上映された、レオナルド・ディカプリオ&キャリー・マリガン主演の『華麗なるギャッビー』で幕を開けた。
マリガンはレッドカーペットに、「ディオール(Dior)」のペールピンクのクチュールドレスで登場。耳元で揺れる「ティファニー(Tiffany & Co)」のピアスは5カラット超、日本円で1億円以上するのだそう。
同映画祭の審査員の一人で、故モナコ王妃グレース・ケリーの生涯を描いた『グレース・オブ・モナコ(現題)』への主演すが決まっているニコール・キッドマンのドレスも同じくディオール。45歳のスター女優が着こなす、気品と愛らしさを表現したフローラルモチーフに、コーラルピンクのシューズが印象的。
もう一人、鮮やかなコーラルピンクが目を惹いたのは、フリーダ・ピント。世界にひとつしかない「グッチ(Gucci)」のシルクシフォンのホルタードレスに、ラグジュアリーな装飾を施したベルトがアクセントとなっている。
元モデルでデザイナーのイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)の白いドレス&ショールは「シャネル(CHANEL)」の職人技を結集した「メティエール・ダール・パリ-ボンベイ・コレクション」のもの。フランス人らしい大人の女性の美しさとエレガンスを感じさせる。
同映画祭は26日まで続き、連日、各作品の出演者や制作者たちがレッドカーペットに登場。その着こなしに今後も注目していきたい。