ファッションデザイナーの金子功は1939年7月15日生まれ。山口県出身。
文化服装学院を卒業後、セツ・モードセミナーに入学。文化服装学院の同期は、高田賢三や松田光弘、コシノジュンコらで俗に言う“花の9期”。セツ卒業後はアドセンターに入社し、広告などの制作に携わった。
73年にブランド「ピンクハウス(PINK HOUSE)」を設立し、フェミニンでロマンティックなデザインで一世を風靡。「インゲボルグ(INGEBORG)」や「カールヘルム(Karl Helmut)」などのブランドも運営していた。
90年にカネコイサオを設立し、自身の名を冠したブランド「カネコイサオ(KANEKO ISAO)」をスタートする。94年からはピンクハウスを退社し、カネコイサオに専念。同年秋冬にはブランド「ワンダフルワールド(WONDERFUL WORLD)」も発表した。
その後もカネコイサオのメンズラインを発表するなどし事業を拡大したが、金子自身は2007年の秋よりデザイナーとしての活動を休止した。
ピンクハウスは2011年にメルローズが吸収合併。12年には伊勢丹新宿店で「シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)」や「ビューティフル・ピープル(beautiful people)」とコラボアイテムを発売している。