御徒町駅北口隣にリニューアルオープンする東京・御徒町の「御徒町吉池本店ビル」に「ユニクロ 御徒町店」と「ジーユー 御徒町店」が4月25日、朝6時にオープンする。
「ユニクロ 御徒町店」は、500から1000型のアイテムを取りそろえる。1階にはユニクロ世界最大の円テーブルを配置し、売りたい商品をディスプレイするポップアップ商品フロア。商品が何階にあるかポップで表示し、上の階への誘導する仕組み。2階はウィメンズ、3階はメンズフロア。4階はシーズンごとに売り出したいシリーズを展示販売するフロアで、現在はUTをメインにセッティング。アメ横をイメージした提灯をインテリアに取り入れたり、世界各地の地名を描いたお土産Tシャツをそろえたりと、海外客を意識。Tシャツの柄が見えやすいハンガー陳列はアメ横の展示方法に学んだという。ユニクロ 御徒町店・小川知海店長は「地元の方々に絶対的な支持がある吉池さんで、超地域密着型でやっていきたい。オープン記念セールやタイムセールなどイベント性を兼ね備えた店にしたい」と意気込む。
オープン記念として、先着1,000名にスーピマコットンTシャツやタンクトップ、ショートパンツなどを290円で販売。また、アーティストSUPER BELL’’Zとコラボし、オリジナル記念ソングを4月25日から5月6日までBGMやMVを店舗内で流す。その他、5月2日から6日まで平成ノブシコブシなどのよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の若手芸人がスタッフとしてフロアに登場する「ワラバイト」企画や、2日から5日まで子供連れ客に1日1,000個限定で「お子様チロルチョコつかみ取り」などのイベントが盛りだくさん用意され、お祭り騒ぎを演出する。
「ジーユー 御徒町店」は約600型のアイテムをそろえる。5階がウィメンズフロアでスケールメリットを活かし、グラフィックTシャツ×スカート、グランジフェアリー、パジャマルックなど、テーマを持たせたコーディネートを展示し、ファッション性を表現。6階がメンズ、キッズ、メンズ&ウィメンズ特設会場のフロア。家族連れが多いため、キッズ売り場は通常の倍の面積という。また、広い区画でプライスダウンを打ち出す特設会場を持つ店舗はこの御徒町店のみで、今回はオープン記念として靴下を100円で売り出す。
イベントブースでは、ジーユーで2,000円以上買い物した客にはアメ横の会場で行われる福引き抽選券が、アメ横で2,000円以上買い物した客にはジーユーで行われる福引抽選券が配布される「アメ横 Welcomes GU!」が24から27日限定で行われる。また、凸版印刷が開発した、肌と肌が触れ合った瞬間にシャッターが下りるシステムを使った撮影イベント「We Love カメラ!」が25日限定で行われる。「海外に向けての情報発信店舗としてファッションを表現した」とジーユー御徒町店・井上幸紀店長店長。
24日に行われた説明会と内覧会で会社吉池 代表取締役・高橋新平氏は「アメ横や松坂屋、新たにできるパルコなどすべて含め、地域の皆さんやテナントと一緒に発展していきたい」とコメントした。海外観光客が多い土地柄を考慮し、店舗スタッフ300名のうち外国人スタッフを100名配置。海外客はモバイル会員登録またはパスポート提示で5%オフとなる。1日約1万5,000名の来店数を目指し教育トレーニングを進めているという。
なお、26日にグランドオープンする「御徒町吉池本店ビル」には飲食店が7店舗出店している。8階のレストランフロアには、パスタ&ケーキの「パスタ パラディーゾ」や洋食ビストロ「コションドール 香味屋」など全6店。9階の「吉池食堂」は、「食料品 吉池」の直営店「放心亭」「寿司処しゅん」「池田屋」が一つになった複合新業態。和食・寿司・洋食などが楽しめる他、100席までレイアウト自由な宴会場や、カラオケができる個室、バルカウンターが設置されている。
また、1階から地下2階には、鮮魚・食品・酒類・日用雑貨を扱う「食料品 吉池」がリニューアルオープンする。