高まる母の日ギフト需要。日本橋三越、「花ケーキ」を特集

2014.05.07

今年の母の日は5月11日。日本橋三越本店の食品フロアでは、母の日の贈り物として、今年は「」をモチーフとしたケーキを各ショップで紹介する。今年の母の日の動向や注目のケーキについて、担当バイヤーに話を聞いた。

担当バイヤーによれば、母の日ギフト全体の需要は「家族で集う機会を大切にする」というトレンドもあり、年々2~3%程度の増加傾向にあるという。そのような背景の中、ケーキやスイーツは家族と一緒に味わい、語らう時間を共有できるため、需要が高まってきているそうだ。

今年のおすすめケーキは、「マドモワゼルC(Mademoiselle C)」の「I love shopping ―fleur―」(1万円)で、バッグの中にバラの花束が溢れんばかりに入ったデザイン。このケーキのバラもバッグもすべて食べることができるという。ホワイトチョコレートでできたバッグの中は苺のショートケーキになっている。また、同じデザインのケーキで約3分の1のプチサイズ(1,000円)もある。

日本橋食品フロアのマドモワゼルC店頭には、小さなサプライズとして、ガラスのショーケースの上には、このケーキの約2倍ほどの大きさのケーキ(非売品)がディスプレイされ、銀座線地下鉄口から日三越へ入店するアイキャッチとなる。来店した女性客は、「まるで夢のようなケーキですね。子供に買ってもらおう」と笑顔をこぼしていた。バイヤーによれば、「“母の日”という切り口だけでなく、お世話になっている女性への“素敵なプレゼント”としてもおすすめしたい。バラの花束はハードルが高いかもしれないが、ケーキであれば渡しやすいのでは」と潜在客への新規需要の可能性を示唆した。

「アンテノール(ANTENOR)」の「カーネーション」(2,300円)もすすめる。ケーキ全体のカーネーションのような形状は、大理石の台上でチョコレートを削り取り、フリル状にしてカーネーションの形作っている。また「デメル(DEMEL)の「トッフェンショコラボンベ」(2,000円)は、カーネーションの花びらを連想させるデザインで、例年デメルケーキのファンからの予約が多いという。「ノワ・ドゥ・ブール(noix de beurre)」の「母の日デコレーション」(3,000円)は、卵の香りを活かしたきめ細やかなスポンジと苺を層にして、口溶けなめらかなクリームで仕上げており、花壇に咲いた花を苺で表現したようにも見える。

この他にも同店では、花をモチーフにした優美なスイーツがこの時期多数そろう。
編集部
  • マドモワゼルC「I love shopping ~fleur~」1万円
  • 日本橋三越のマドモワゼルCのディスプレイを見入る来店客
  • マドモワゼルCのショーケースの上には特大の「I love shopping ~fleur~」(非売品)が展示されている
  • 日本橋三越のマドモワゼルC。日本橋三越の地下鉄口からも目立つ特大ケーキ(非売品)
  • アンテノール カーネーション 2,300円
  • デメル トッフェンショコラボンベ 2,000円
  • ベル アメール シャンティールージュ 2,500円
  • パテリスリー西洋銀座 母の日 3,500円
  • アンジェリーナ アンジェリーナ 母の日モンブランキャトル 2,700円
  • ノワ・ドゥ・ブール 母の日デコレーション 3,000円
  • ダロワイヨ クール セデクション 3,500円
  • 銀座瑠璃 まごころお重 2,778円
  • マドモワゼルC「I love shopping ~fleur~」プチサイズ 1,000円
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