「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の14-15AWコレクション。デザイナー・高橋盾が掲げたテーマは「COLD BLOOD(冷たい血)」。“暖かさと冷たさ”“高揚と恐怖”“安堵と不安”など相反する要素を表現したという。
今季はストールやたすきといった“巻き物”がキーアイテム。様々なストールが縦横無尽にボディに巻きつけられ、全体のスタイルを作り上げる。ジャケットやワンピースなどのウエアにはスラッシュが設けられ、ストールと組み合わされるのが前提。スウェーデンの画家、マーカス・アーケンソン(Markus Akesson)のペインティング作品「不眠症」「夢遊病者」がプリントされた極大のストールはマントのようにスタイリング。中世ヨーロッパの王侯貴族のような雰囲気を醸し出す。
ラストはクラウンを被り、陶磁器のような文様が描かれたガーメントに赤のストールが巻かれたルックが登場。リンゴ型ランプを手に持ち、メルヘンかつダークに幕を閉じた。