伊勢丹新宿店本階3階クローバーショップ及び日本橋三越本店本館4階グレースサイズサロンは、大きいサイズのサマーファッションを紹介する「サマー コレクション」を6月11日よりスタート。価値あるモノを適正な価格で提供する三越伊勢丹の限定品企画「エムアイキュー(MIQ)」の一環で、各ブランドが大きいサイズのサマーウエアを販売する。
同社は、今シーズン“ストレッチ刺繍”に注目。従来、生地と糸の伸縮率の違いからストレッチ素材のような柔らかい素材に刺繍を施すのは難しいとされていたが、今回は刺繍糸がストレッチ生地に追従して伸び、それを刺繍する希少な技術を採用することにより世界でも珍しい伸びる刺繍を施したウエアをそろえた。また、産地の商社や繊維商社を介さず、同社が生産者と直接やり取りを行うことで、素材と着心地にこだわった、価格とのバランスのとれた商品を開発したという。
1900年代のクラシカルなレースや麻などの生地感をそのままプリントした「ライフ アンド ドレッサー」のワンピース(13から25号/2万4,000円)とカットソー(13号から25号/1万6,000円)は、アイテムの正面からサイドに掛けて柄が細くなるようにプリントされ見た目にもすっきりと着こなせる。また、吸水速乾素材を使用しているため汗をかく季節でも快適に過ごすことができる。
「メゾン ド ウーマン」のワンピース(13・17号/3万9,000円)とブラウス(13号から19号/2万3,000円)は、柄の濃淡を前身頃とサイドで切り替えることでスリムに見え、肩と袖の部分の配色にも濃淡差をつけることで二の腕をすっきり見せる工夫がなされている。繊細な素材でできた洋服は、生地をいたわるためにドライクリーニングを勧める物が多いが、ドライクリーニングでは汗じみや黄ばみは落ちない。今回展開する商品は、汗をかくサマーシーズンアイテムということでいずれも可能な限り自宅で洗濯できるように作られているのも特徴。
本キャンペーンについて担当者は「以前からストレッチ素材にどうしたら刺繍が施せるのか模索していた。今回特殊な糸とそれを刺繍できる技術と出合うことができ素材の伸縮性を妨げないデザインを可能にした。技術革新がアパレル業界の発展につながる好例だと思う。今後も売り手の固定概念やファッションの既成概念を覆すような価値と価格のバランスの取れた商品開発を続けたい」と語った。
この他にも、「ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」や「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」「シーバイクロエ(See By Chloe)」などインターナショナルブランドからも大きいサイズのウエアがラインアップする。