イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)が、カルティエ財団のギャラリースペースで1月22日15-16AWコレクションをショー形式にて発表した。
19世紀に活躍したスコットランドの建築家でありデザイナー、画家でもあるチャールズ・レニー・マッキントッシュ(Charles Rennie Mackintosh)にイメージを求めた。マッキントッシュの代表作ともいえるヒルハウスチェアを思わせるグリッドモチーフや、アーガイルアームチェアのようなオーバルモチーフのスーツ・コート類は、群馬県由来の国産シルクとポリエステルの混紡素材によるもので、フューチャリスティックな印象。構築的なカッティングを施しながらも、モチーフを浮き立たせるためにシルエットはシンプルにまとめている。
その他、マッキントッシュのポートレートからイメージしたというシルクスカーフをコーディネートしたルックや、マッキントッシュの故郷、スコットランドから着想を得たタータンチェックを思わせるブランケットスタイルを提案。
マッキントッシュが好んだバラをモチーフにしたシリーズでは、写真家の藤原聡志によるフォトプリントのシャツ、そしてパール加工を施したバラモチーフのベルベット素材のコートなどが登場。スーツから始まり、夜会服で締めたコレクションは終始艶やかなイメージで統一されていた。