ジュエリーブランド「ビジュー・ド・エム(Bijou de M)」が3月25日に、ブランド初となる旗艦店を東京・南青山にオープンした。住所は東京都港区南青山5-12-3。
日本人の女性デザイナー・未欧が2011年に立ち上げた同ブランドは、これまで都内のセレクトショップや大手百貨店のポップアップストアなどで商品を展開。“最高品質”にこだわり、デザイナー本人が厳選した素材のみを使い、日本の熟練した職人が伝統的な工法で精緻で美しい形へと仕上げる。デザインの多くは自然の動物や風景からインスパイアされたもので、“ポップ・カラフル・デコラティブ”といった女性が感じる“カワイイ”という要素を大切にする。
店舗は骨董通りを脇に入った場所に位置し、喧騒から離れた隠れ家のような佇まい。店内はブランドカラーのアイボリー・シルバー・オフホワイトで統一され、什器はすべてフルオーダーでそろえた。商品は既存のシリーズに加え、ブライダルを含むハイエンドなラインと、未欧氏が娘の名前を冠したデイリーライン「ビジュー・ド・エム・メイ(Bijou de M~May)」の全ラインが一同に並ぶ。花や昆虫、魚などの愛らしいモチーフの他、国旗やイニシャルをモチーフにしたロックなデザインなどを、バランス良くラインアップ。ピアスはすべて片耳展開にするこだわりぶりで、好みのデザインを組み合わせる楽しみも味わえる。
未欧氏は、グラフィックデザイナーの父、ジュエリーデザイナーの母を持ち、幼少期からハイクオリティーなものづくりに触れてきた。母親の勧めで20歳の時にジュエリー製作を始め、最初に作ったのがブランドのアイコンピースであるウサギのダイヤリングだ。“好きなものをかたちにしたい”との思いから、幼い頃飼っていた白ウサギをモチーフに選んだという。
「ビジュー・ド・エムは、母から娘へ受け継がれる高いクオリティーで、一生ものとして長く愛してもらえるものをそろえている。様々なジュエリーを身に着けてきた、“本物を知る人”にぜひ手に取ってもらいたい。また毎日のコーディネートに取り入れやすいビジュー・ド・エム・メイを置くことで幅が広がったので、ゆったりとしたサロンでジュエリーとの出合いを楽しんでもらえたら」と未欧氏は話す。