精神科医が集めた日本現代アートの代表作【NADiffオススメBOOK】

2015.05.21

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)です。

■「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン 展覧会図録」

現在、東京オペラシティアートギャラリーにて開催中の展覧会「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン」の公式図録。

精神科医・高橋龍太郎の収集による「高橋コレクション」は、数多くの著名な作家の作品を有する、日現代アートを語るうえで欠かせない存在である。6年ぶりの東京での開催となる本展は、奈良美智村上隆・会田誠・草間彌生などの高橋コレクションではお馴染みの作家から名和晃平の話題の最新作まで、52作家の約140点もの作品が一同に会する。

本書は作品、作家の略歴はもちろん、神経細胞「ミラー・ニューロン」をキーワードに、現代アートと日本の伝統的美意識との関係性を読み解く高橋の独自の考察 「ミラーニューロンとシミュレーション」も掲載。日本の現代アートの流れを俯瞰することができる充実の内容となっている。なお、展覧会は4月18日より6月28日まで開催されている。

書籍情報】
「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン 図録」
出版社:玄光社
言語:日本語
ソフトカバー/163ページ/290×213mm
発刊:2015年
価格:2,300円
NADiff
  • 「高橋コレクション展 ミラー・ニューロン 展覧会図録」
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