昭和初期に考案、ウイスキーにも合う老舗「御菓子司 中里」の揚最中【Today's omiya】

2015.07.29

毎日、編集部のオススメ商品を紹介する連載「Today's item」の番外編として、7月31日まで、ファッションビューティ業界関係者が選ぶ、“東京土産”をご紹介。季節のご挨拶や帰省などでお手土産を用意する機会も多くなる季節。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。

日は、FASHION HEADLINEでディレクターを務める横山達也が選者。東京・駒込にある「御菓子司 中里」の揚最中を紹介する。日本橋で明治6年に創業した中里は、大正12年にここ駒込へ移転して以来、現在も変わらぬ場所でお店を営む老舗和菓子屋。

4代目店主・鈴木嘉吉が昭和初期に考案した看板商品の「揚最中」は、胡麻油で揚げ、伊豆大島の焼き塩を振った煎餅のように丸く厚みのある最中で、北海道十勝産の小豆を練り上げた粒餡をサンド。通常の“最中“とは一風変わった斬新な一品。「程よい塩加減によって引き立つ上品な甘みと、胡麻油の香ばしい香りがやみつきに」(横山)。現店主がひとつひとつ手作りで守る昔ながらの味と技。そして、長きにわたり受け継がれるお菓子にも関わらずモダンな見た目は、類似品もなく手土産として喜ばれること間違いなし。

「和菓子好きにはもちろん、普段あまり召し上がらない方にもおすすめ。ウイスキー等のお酒にも合う不思議な揚最中です。離れて住む父親と久しぶりに顔を合わせ、お酒を酌み交わしながら食す…そんなシチュエーションをイメージして選びました」(横山)

駒込の本店と大丸東京店で取り扱いがある他、週1限定で、日本橋高島屋新宿高島屋玉川高島屋日本橋三越本店銀座三越西武池袋本店、そごう千葉店でも販売。なお、販売される曜日は各店によって異なる。
編集部
  • 「御菓子司 中里」の揚最中
ページトップへ