アンリアレイジが、パリコレクションの初日となる9月30日0時(現地時間29日17時)より、フランス・パリにて2016春夏コレクションを発表する。タイトルは「REFLECT」、サウンドディレクションはロックバンド「サカナクション」の山口一郎が手掛ける。
デザイナー・森永邦彦が手掛けるアンリアレイジは、東京からパリへと発表の拠点を移し、14年10月に初めてパリコレクションに参加。初回の2015春夏コレクションから公式スケジュール入りし、今回の2016春夏コレクションは3シーズン目となる。
今回の2016春夏コレクションのタイトル「REFLECT」は、「光を跳ね返し、新しい光を放つ。現実を跳ね返し、新しい現実をつくる」という意味が込められたもの。アンリアレイジらしいアイテムやスタイルが登場することとなりそうだ。
ショーは、パリ16区のパレ・ド・トーキョー、ギャラリー・オート(Palais de Tokyo, Galerie Haute)で開催され、演出はアンリアレイジのこれまでのショー演出すべてを担ってきた金子繁孝、ヘアメイクは加茂克也、スタイリストは山口壮大が担当する。
また、サウンドディレクションを山口一郎が担当する他、音源制作は「サカナクション」の楽曲リミックスを手掛けるAOKI takamasaが務める。当日は、ファッションショーの従来の音楽の在り方とは異なるアプローチで、視覚と聴覚を融合した新たな表現に挑戦する。
ショー空間を演出する為、AOKI takamasaが制作した音楽には、ヘッドホン・イヤホンでその音源を聴くと、普段、鼓膜で聞いている状態に近い環境で音源を再生でき、あたかもその音源の録音された場所に居合わせたような体験ができる“バイノーラル録音”で録音された音源が楽曲の一部に使用されるとのことだ。
なお、同イベントは日本へのライブ配信も予定している。