沖縄以外では日本初となる空港型市中免税店「Japan Duty Free GINZA」が1月27日、三越銀座店8階にオープンする。
Japan Duty Free GINZAは、市中においても空港の免税店同様に消費税のみでなく関税、酒税、たばこ税までもが免税になるのが特徴。訪日外国人旅客のほか、海外旅行に出かける日本の航空旅客も利用することができる。また、全ての商品は出発の空港(羽田または成田)で引き取ることになっているため、ハンズフリーショッピングを楽しめることも利点だ。
日本空港ビルデング、三越伊勢丹ホールディングス、成田国際空港の100%子会社であるNAAリテイリングの3社の出資により設立された「Japan Duty Free Fa-So-La 三越伊勢丹」が運営は行う同免税店は、“銀座に自然を見立て陰陽を中和する”という環境デザインコンセプトのもと、売場を「海」「森」「丘」「市」「集落」に見立てた5つのゾーンで構成され、それぞれのゾーンでは、国内外のコスメブランドや、日本免税店初出店のラグジュアリーブランド、ウォッチメゾンなどが展開される。
出店店舗のラインアップは、世界の免税店で初出店となるブシュロン(BOUCHERON)のほか、国内の免税店初出店となるヴァレンティノ(Valentino)、サンローラン(Saint Laurent)、ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)、ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)、アルビオン(ALBION)など。
なお、同免税店には、日本の伝統工芸技術と現代の新しい感性で生まれた作品を紹介する「The 800 hands Japanese Beauty」ゾーンが設置。ここでは東京が誇る匠の繊細な伝統の技で生み出されたアイテムを紹介する「東京手仕事」を始め、「グッドデザイン賞 受賞商品」、「伝統工芸品」、「工業製品」など、4つのコーナーが設けられている。
今回のオープンについて、Japan Duty Free Fa-So-La 三越伊勢丹代表取締役の山本兵一氏は「旅する世界のお客さまに最高の喜びを提供するため、日本の伝統と革新が共存する上質で洗練された環境の中、おもてなしに真心を込めて、旅する人の胸に思い出を添えたい」とし、日本空港ビルデング専務取締役の米本靖英氏は「(同免税店の)1日の来店客数は2000人を見込んでいる」と話している。