エムエスジーエム(MSGM)の2018年春夏メンズコレクションが6月18日ミラノで発表された。マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgeti)が今年4月にエミリオ プッチ(EMILIO PUCCI)のクリエイティブ・ディレクターの辞任を発表。自身のブランドであるMSGMのデザインに注力すると発表しており、その最初のシーズンだけに注目が集まった。
マーケットを理解した上でのデザインを旨とするコレクションを特徴とする同ブランドのファーストルックは、MSGMのロゴが大きく入った白のスエットのセットアップ。トップス、ショートパンツ、ソックスにもロゴが大きく入っている。
ホワイト&ブラックで続くルックのスタイリングの核となるのはこのロゴ。キャップ、首に掛けたタオル、よく見るとスニーカーのシューレースにまでMSGMのロゴが使用され、ロゴプレイはラグジュアリーストリート・ファッションの基本とばかりのコレクション。
アイテムはショートパンツ、アロハ、トラックスーツパンツとストリートファッションの人気アイテムが並び、イエロー、フラワーモチーフ、デジタルカモフラ、チェック、南米エスニック、ストライプ、トランスペアレント・パーカーとトレンドが次々にこなされる。
ベージュとピンクのマウンテンパーカー、レイヤードで表現されるチェック・オン、チェック×フォトプリントのコーディネートのカラーバランスにマッシモ・ジョルジョッティのセンスが光る。
Text: Tatsuya Noda