他の人とは違うものを作りたい、新しいものを作りたい。そんな強い気持ちを持って制作活動を続ける弱冠27歳のウクライナ出身パティシエール、ディナーラ・カスコ(Dinara Kasko)。彼女の作り出す、洗練されたデザインのスイーツコレクションが続々と登場している。均等に並んだ球体や、シックな色調の正五角形、直線を多用し整頓されたデザインのものなど、まるでモダンな建築物のルックスのような作品がずらりと取り揃えられている。
実は彼女は大学でデザインと建築を学んだ後、建築デザイナー、3Dビジュアライザーとして勤務をしていたそうだ。建築の世界にのめり込んでいた彼女だったが、数年前からスイーツ作りの世界にも興味を持ち始めた。その興味を押さえられず、遂にはスイーツへの情熱が建築よりも勝ってしまい、現在パティシエールとして仕事をしているのだそうだ。
パティシエールの世界に夢中になり始めた時、彼女は今までのスイーツ作りにはなかった新しいものを取り入れてみたいと考えたという。またスイーツを作る上で、味と同じくらいにその見た目が重要であると気づいた。そこで現在の作風を思いついたのだろう。制作は主に3Dプリンタでシリコン製の型を作成し、材料を流し込んで型を取り行っているようだ。
周りと同じようなものを作りたくない、という強固な信念が生み出した今回のシリーズ、彼女にはまだまだ試したいアイディアが沢山あるそうだ。
※本記事は (引用元: https://www.instagram.com/dinarakasko/) に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。