松坂屋名古屋店は13年ぶりに本館地下1、2階の食品フロアを全面改装し、一大フードゾーン「ごちそうパラダイス」としてリニューアルオープンする。30歳前後のいわゆるアラサー世代からシニアまで、幅広い客層がターゲット。投資予定額は食品改装のみで約14億円、2013年度の食品フロア売上増見込みは28億円。2013年3月2日から順次オープンし、6月19日のグランドオープンを目指す。
全153ブランド中約35%に当たる54ブランドが新たにデビュー。市場が大きい和洋菓子と惣菜分野を特に拡大強化し、メジャーブランドをはじめバラエティーに富んだブランドを多数導入する。ブリュレで人気の「マダムシンコ」が手がける洋菓子店「マダム」は全国初、えびせんべいの「桂新堂」による海老惣菜専門店「百福庵」は全国デパ地下初出店。人気のラスク店「ガトーフェスタ ハラダ」、和の調味料をそろえる「グローサリーショップ茅乃舎」、三つ星レストランのシェフと提携した洋惣菜店「ポールボキューズ」など、名古屋初のブランドも多数出店する。
40歳から50歳前後の世代に向けおしゃれな食スタイルを提案するスペシャリティゾーン「ターブル プリュス」も、大丸神戸店に続いて構築。食品セレクトショップ「ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)」を核に、ベーカリーや洋グローサリー専門店、和洋酒を従来のカテゴリーを超えて編集する。
また、デイリー性が高い商品の品ぞろえ、少量多品数販売やセルフセレクト販売など販売単位・手法のバリエーション、旬やトレンド・テーマ性をもった販促を強化。厨房を後方施設に集中化させることにより見通しを改善させ、買い回りと比較購買のしやすいゾーニング設定とする。