ミラノで行きたい! 絶品イタリアンジェラートショップ《ドゥオーモ地区編》【From cities 世界の都市に憧れて vol.12】

2021.07.29

連載【From cities 世界の都市に憧れて】では、パリミラノ、NY etc...世界の都市の街のこと、注目アドレスやリアルなシティスナップなど、現地からの最旬情報をお届け! 近い未来、また気兼ねなく海外へ行き来できるようになったら行ってみたい、暫くは、そんな気持ちも込めてお送りしていきます。

第12回目は、イタリア・ミラノでおすすめの“絶品イタリアンジェラートショップ”にフォーカス。

ちなみに“ジェラート(Gelato)”とはイタリア語で「凍った」という意味。
アイスクリームに比べて乳脂肪分が少ないので、その分低カロリーなところもポイント!

ただ、一口にミラノといえど、様々な地区があり、加えて、現在ミラノには約800店舗のジェラテリアが存在するらしく、おすすめショップも各地区に点在するため、企画はエリア毎に分け、3記事に渡って紹介していきます。

今回は、ミラノの鉄板観光名所の一つ、「ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)」がある《ドゥオーモ地区編》をお届け。

ミラノのシンボル「ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)」
ミラノ在住スタッフによる、各店の味わいレポートも必見! 早速チェックして。


01.「Ciacco」
乳製品・小麦アレルギーの人でも楽しめるメニューも展開

フレーバー:抹茶、チーズケーキ(カップまたはコーン / Sサイズ2.50€、Mサイズ3.00€、Lサイズ3.50€)
写真はSサイズ

「チャッコ(Ciacco)」は、2014年のオープン後、数々の賞を受賞しているジェラテリア。今年、2021年も“ガンベロロッソ・ジェラート部門”で、コーン3つを受賞した。

オーナーのステファノさんは、スイーツとしてのジェラートだけでなく、“食”としてのジェラートを常に研究。例えば、ジェラートをソースとして取り入れた“ジェラートカルボナーラ”や“ジェラートミートソース”といったような、新しいスタイルでのジェラートの楽しみ方も提案している。

そのオリジナリティーとハイクオリティさが評価され、チャッコのファンは、続々と増え続けている。また、乳製品アレルギーや小麦アレルギーの人でも楽しめるメニューが展開されている点も見逃せない。

フレーバー:イチゴ、レモン・バジリコ入り(カップまたはコーン / Sサイズ2.50€、Mサイズ3.00€、Lサイズ3.50€)
写真はコーンSサイズ

《From:ミラノ在住スタッフ》
まず、イチオシの抹茶味とチーズケーキ風味をカップ入りのスタイルでオーダー。率直に、この抹茶とチーズケーキのコンビネーションは◎! 抹茶は、店のこだわりで、日本の“宇治抹茶”を使っているだけあって、深く濃い抹茶の味わいを堪能できます。甘さは控えめ。食べた瞬間日本を思い出すようなフレーバーで、抹茶好きには、ぜひ食べてみて欲しい一品! チーズケーキ味のジェラートは、中にピスタチオやラズベリーのドライフルーツが入っていて、絶妙なハーモニーが楽しめます。もう一方のオーダーは、コーンでビス(イタリアでは、おかわりを「ビス(Bis)」と言う)。今度は、フルーツ系のフレーバーをチョイス。イチゴ味とレモン味(バジリコ入り)をセレクトしました。イチゴの甘さと、レモンの甘酸っぱいハーモニーが最高! 夏の時期にぴったりで、爽やかなテイストです。レモン味は、バジリコの葉っぱ入りということで、新鮮な印象でしたが、このアクセントが風味のフレッシュさをより一層引き立てています。


【店舗情報】
Ciacco
住所:Via Spadari 13 – 20123 Milano
URL:https://www.ciaccolab.it


02. 「Amorino」
薔薇の花びらのような、ロマンティックな盛り付けに注目

フレーバー:ピスタチオ、イチゴ、バニラ(コーン Sサイズ3.70€、Mサイズ4.50€)
写真はMサイズ

「アモリーノ(Amorino)」は、オーガニックのジェラテリア。オーナーを務めるのは、幼児期から親友だったクリスチャーノさんとパオロさん。イタリア人の2人が、2002年にパリで立ち上げ、2010年にイタリアの地に凱旋オープンした。

フルーツ果汁で作られているシャーベットは、すべてグルテン&ラクトースフリー。そして、ここの目玉はなんと言っても、“薔薇のびら”のように盛り付けてもらえるコーンジェラート。ミニマカロンのトッピングオーダーもおすすめ!

フレーバー:(写真左から)ココナッツ、マンゴー / ブラックチェリー、ベリー(コーン Sサイズ3.70€、Mサイズ4.50€ / トッピングのマカロン 1個1.80€)
写真はSサイズ

《From:ミラノ在住スタッフ》
食べてしまうのがもったいないくらい素敵な、薔薇の形に盛り付けられたジェラートに思わず感動! 最初は、イタリアトリコローレの、ピスタチオ、イチゴ、バニラの3フレーバーをチョイス。花びらの形のジェラートは、中心部から外側に向かって滑らせるように掬う(口に含む)と、3種類の味を合わせて味わうことができ、その絶妙なミックスフレーバーが美味しくて、うっとり。他の味も試したくなり、後日、改めて同店へ。その際には、ココナッツ味とマンゴー味のコンビと、バニラダークチェリー味とベリー味のコンビをオーダー。ベリー系のコンビには、クランベリーのマカロンも添えてみました。個人的に、ココナッツ&マンゴーのコンビネーションは、特におすすめ! また、ちょっと変わった味わいを楽しみたい人は、ゆずやスピリッツのフレーバーもチェックしてみて欲しいです。


【店舗情報】
Amorino
住所:Galleria Vittorio Emanuele, Piazza del Duomo – 20122 Milano

03. 「Artico」
産地限定の食材や店専用チョコレートなど、こだわり抜いた素材から作られるジェラート

フレーバー:レモン・ライム・バジリコ(Sサイズ 3.20€)
「アルティコ(Artico)」は、ミラノ市内に4店舗を構えるクオリティーの高いジェラテリア。同店のジェラートには、厳選された素材のみが使用されており、例えば、ピスタチオは、シチリアから、チョコレートは、トスカーナの「アマデイ(Amadei)」から厳選されたチョコレートを仕入れるといったこだわりよう。素材をここまで重視するアルティコのジェラートは、その味も抜群に美味しい。ちなみに、店一押しのフレーバーは、「レモン・ライム・バジリコ」「ピスタチオ」「チョコレート」とのこと。

また、この店では、ジェラテリア・スクールが通年開催されており、そのスクールには、これからジェラテリアをオープンしたい! という目標を持つ人たちが通っている。


《From:ミラノ在住スタッフ》
暑い日だったので、さわやかなフレーバーがいいな、と思い、レモン・ライム・バジリコをオーダー。スーッとした味わいながらも、コクがありました。レモンとライムの酸っぱさは控えめなので、いわゆる柑橘系の酸味が苦手な人にも、試してみて欲しいフレーバー。ジェラートの“マエストロ”とも言うべく、ジェラテリア。このスクールに、ジェラテリアを目指す人々が集まるのも納得です。


【店舗情報】
Artico
住所:Via Dogana 1 – 20123 Milano
URL:http://www.grouppoartico.com


以上、ミラノ・ドゥオーモ地区で行きたい、イタリアンジェラートショップ 3選でした。気になるショップはありましたか? 続く、《ナビリオ地区、ポルタ・ベネチア地区編》もお楽しみに! 

>>連載【From cities 世界の都市に憧れて】一覧はこちらから


編集部
  • ①Ciacco
  • ①Ciacco
  • ①Ciacco
  • ①Ciacco
  • ②Amorino
  • ②Amorino
  • ②Amorino
  • ②Amorino
  • ③Artico
  • ③Artico
  • ③Artico
  • ③Artico
  • ③Artico
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