サカイ(sacai)が用途によって形を変えられる初のバッグコレクションを発表した。
イギリス出身のデザイナーで、マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)の元クリエーティブディレクターであるケイティ・ヒリヤー(Katie Hillier)の深い知識が吹き込まれた同コレクション。いわゆる定番バッグの原型を掘り下げながら、sacaiのシグネチャーであるハイブリッドの要素を加えることで生み出された全6型のアイテムがそろう。全てマルチカラーで、キャンバス地やレザー、クロコダイルやミンクといった異素材の組み合わせが特徴。
ラインアップは、クラシックなコインパースをダッフルバッグと組み合わせ、タブラーハンドルのストラップ、チェーン、ショルダーストラップの3つのピースを自由に付け替えられる「コインパース」や、クラシックなバッグのフレームを再構築した「サッチェルフラップバッグ」、スモールとラージで2サイズ展開の「トートバッグ」は、サッチェルフラップをかぶせたり内側にしまい込ませたりすることで異なる表情を楽しめる。
このコレクションについてデザイナーの阿部千登勢は、「女性にとってバッグというのは、アイデンティティを表現する大切な要素です。オーセンティックなラグジュアリーを表現しながらも、常に活発であるバッグのカテゴリーにおいて、全く新しい存在になりうるコレクションにしたいと思いました。モダンであり、真のラグジュアリーにサカイらしい遊び心を加えたようなものです」と語っている。
なお、同コレクションはパリのファッションウィークに合わせ17SSコレクションが発表された10月3日よりパリのコレットにて先行限定発売された。