コス(COS)が9月上旬に、2015-16秋冬コレクションの『COS magazine』の配布を開始する。
年に2回発行される『COS magazine』は、07年にブランドが誕生して以来、コスが毎シーズン展開している自主制作ブック。シーズンビジュアルの他、ブランドを取り巻いている世界やデザインのインスピレーション源などが紹介されている。
“Expedition(探検)”をテーマとした2015-16秋冬号では、そのテーマに合ったインフルエンサーとして、『ヴォーグ(Vogue)』の伝説的な編集長・ダイアナ・ヴリーランド(Diana Vreeland)の孫が登場。ファッションフォトグラファーとして約束された地位からチベット仏教の僧侶に転身し、ダライ・ラマ(Dalai Lama)の右腕になるまでの経緯について語られている。その他、酸素ボンベなしの素潜りで15mに達し、済州島の海底を磨く活動を行ったことで注目された、最も若い海女のひとりであるキム・ジェウォン(Kim Jae Youn)も登場している。
またシーズンビジュアルの撮影は、アイスランドのフィヤトルスアゥルロゥン湖にて行われた。モデルは、ウィメンズにフェイフェイ・サン(Fei Fei Sun)、メンズにローリー・ハーディング(Laurie Harding)を起用。スタイリングはジョナサン・ケイ(Jonathan Kaye)が、撮影はカリム・サドリ(Karim Sadli)が務めた。なお、コレクションでは、着物からインスピレーションを得たドレープやレイヤリング、ドラマティックなミニマリウムなど、日本の影響を受けたアイテムが揃っている。