ロゥ・フォー・ザ・オーシャンズ(RAW for the Oceans)が8月15日より、3シーズン目となる15-16AWコレクションを発売している。
ジースター ロゥ(G-Star RAW)、バイオニックヤーン(Bionic Yarn)、パーリー・フォー・ザ・オーシャンズ(Parley for the Oceans)のパートナーシップから生まれた同コレクション。これまでの2シーズンで、インドネシア、中国海南省、オーストラリアの海岸から53トンに及ぶプラスチックごみを撤去。海に投棄された200万個以上のプラスチックごみを回収し、高品質のデニムパンツや、デニムジャケット、Tシャツ、スウェットなどのアイテムに再生してきた。
今回、発売される15-16AWコレクションの出発点となったのは、プロジェクトのキュレーターであるミュージシャンのファレル・ ウィリアムス(Pharrell Williams)が描いた、顔を覆うフードの付いたジャケットのスケッチ。このジャケットにジースター ロゥが得意とするミリタリーデザインを融合させることで、未来的な「オッコティス フーテッド ボンバー(Occotis HDD Bomber)」を生み出した。
また、ブラックのロゥデニムを用いたメンズのピーコートや、プロジェクトのマスコットキャラクター・オットー(OTTO)をあしらったブルトンストライプ柄などは、海からインスピレーションを得てデザインされた。その他、ディストレスト加工やパッチ加工を加えたジーンズやジャケット、チョークホワイトのペイントが施されたオッコスキニーのジーンズやショーツなどが揃えられている。
また15-16AWシーズンのビジュアルの撮影は、現代のポップカルチャーにおいて最も多彩で権威のあるビジュアルアーティスト、アントン・コービン(Anton Corbijn)が担当。アントン・コービンは、フォトグラファーとして、ロックバンド「ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)」や「U2」、「デペッシュ・モード(Depeche Mode)」などのアーティストのイメージ作りに貢献した後、『コントロール(Control)』、『ラスト・ターゲット(The American)』などの映画を手掛けてきた。9月には、ジェームズ・ディーンと雑誌『LIFE』の写真家であるデニス・ストック(Dennis Stock)の友情を描いた最新作『ライフ(Life)』の公開も控えている。