世界的に有名な写真家・アニー・リーボヴィッツの女性肖像画にフォーカスした新作写真作品の展示会「アニー・リーボヴィッツ世界巡回展」が、16年1月より開催されることが決定した。
世界有数の金融グループUBS主導のもと、1年を掛け、世界10都市を巡る同展はロンドンを皮切りに、東京、サンフランシスコ、香港、シンガポール、メキシコシティ、イスタンブール、フランクフルト、ニューヨーク、チューリッヒを舞台に開催される予定だ。
今回、巡回展のために新たに制作された作品群は、約15年前に作家でエッセイストのスーザン・ソンタグとの共作で出版された肖像写真集『Women』をきっかけとしたプロジェクト「リーボヴィッツ」の続編として撮りおろされた。『Women』は出版に伴い、ワシントンD.C.にあるコーコラン美術館で展覧会も開催され、高い人気を誇る不朽の写真集となった。新たに制作された作品群には今回の巡回展でもタイトルに『Women』と付けられ、現代における女性の役割の変化を反映したものとなっている。なお、入場料は無料。
また、同展に併せて世界各地の文化機関と連携した学習プログラムも実施。同プログラムでは、地域社会の若者たちと協力し、写真を通じて物事の見方や捉え方を探求していく。