世界中で長年愛されながら、再び日本でも注目が集まっているコーヒー。そんなコーヒーカルチャーのニューウェーブを描いたドキュメンタリー映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー(A Film About Coffee)』が12月より公開されることが決定した。
自主制作映画でありながら世界30カ国108都市のコーヒー愛好者の自主的な上映会によって話題を呼び、本国アメリカでも配給が決まった同作。ニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランド、シアトル、東京のコーヒーカルチャーのニューウェーブを牽引する5都市で活躍するキーパーソンたちの哲学と仕事ぶりが描かれている。
同作には、日本進出を果たした「ブルーボトルコーヒー」の創始者であるジェームス・フリーマンも出演。自らのコーヒーの原体験やサイフォン・バーへの熱い思い、日本の純喫茶への強い憧憬などについて語っている。
その他、ポートランドを拠点とする「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」の生豆バイヤーであるダリン・ダニエルが、コーヒーの生産国であるルワンダの生産者たちのもとへ何度も足を運び、生産工程や精製方法を生産者たちと確認し共有しながら、より良いコーヒー豆をより良い品質で届けることを追求する姿なども収められており、大きなコーヒームーブメントの“今”が鮮やかに映しだされた作品となっている。
ドキュメンタリー映画『ア・フィルム・アバウト・コーヒー(A Film About Coffee)』は、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。