ルイ·ヴィトン生誕200年を記念して制作されたハイジュエリーコレクション。創業者ルイの驚くべき物語を8つのテーマで回顧

2021.08.12
©Laziz Hamani
ルイ・ヴィトン生誕200年を記念して制作された「Bravery(ブレイヴァリー)」は、パワフルなヘリテージから着想を得たハイジュエリー コレクションです。

©Billy Kid
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熟錬のサヴォアフェール(匠の技)に裏打ちされたコレクションは、新たなエレガンスの表現であり、伝説となった人物──ルイ・ヴィトンの生誕200年を記念し、彼が創業したメゾンのシグネチャーの数々をジェムストーンと貴金属で表現しています。「Bravery(ブレイヴァリー)」は、ルイの稀有な運命を、夢想的、隠喩的に讃える90もの象徴的なピースで構成されたコレクションです。振り返ると、の起源から現代にいたるまで、メゾンは創業者の普遍的な訴求力からインスピレーションを汲みつつ、絶えず自らを進化させ続けてきました。

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1821年にジュラ地方に生まれたルイ・ヴィトンは、10代の若さで故郷を離れ、パリで挑戦しようと決意しました。フランスを徒歩で横断する人生初めてのこの冒険は、トランク製造・梱包業に携わりたいという想いを少年に芽生えさせました。彼が製作するトランクは短期間で評判となり、モダンラグジュアリーへと続く道が拓かれました。「ルイ・ヴィトンのようなファッションハウスの出発点が、たった1人の少年が持つ勇気だけだった、という事実に驚きました」と語るのは、メゾンのウォッチ & ファインジュエリーのアーティスティック・ディレクターを務めるフランチェスカ・アムフィテアトロフ。「世の中への好奇心に駆られた少年は、フランスを横断する途方もない旅をはじめたのです。これこそが、私たちがこのコレクションを「勇敢」という意味の「Bravery」と名付けた理由です。ハイジュエリーの世界では滅多に使われない言葉ですが、決意と冒険心はルイ・ヴィトンのDNAに刻まれているので、私たちはこのことを今回のコレクションを通して表現したいと考えたのです」。

フランチェスカ・アムフィテアトロフの力強く鮮やかな作風が、これら90点から成るハイジュエリー ピースに緩急自在なエネルギーを注ぎました。作品の卓越した完成度は、職人たちが才能を発揮した結果です。彼らの卓越した経験と技術により、デザイン画はヴァンドーム広場に佇むハイジュエリーのアトリエにおいて命を吹き込まれ、数多のプレシャスなディテールを備えた、しなやかでなめらかなマスターピースへと姿を変えました。

すべてのモデルに使われているジェムストーンの稀少価値も、同様に重要です。これほどまでに豊かな色彩の表現に必要なサファイア、エメラルド、ルビー、ダイヤモンドなどのジェムストーンを探し求めて入手するまでに、3年という年月が掛かりました。こうしたストーンの美しさを十二分に引き出しているのは、ジュエリー製作の比類なきサヴォアフェール(匠の技)です。なかでも、個々のピースに合わせてベゼルやセッティングを細やかに工夫した技法は出色のものと言えるでしょう。例えば、1700個のジェムストーンはピース上で直接カットされました。そして、110個を超えるルイ・ヴィトンカットダイヤモンド──モノグラム・フラワーの輝かしい再解釈であるルイ・ヴィトンのシグネチャーダイヤモンドです──が炎のような輝きを放ち、煌めくカラーハーモニーを照らし出します。

「Bravery」は、200年前に誕生した創業者ルイの先見性に溢れるエスプリの華麗な寓喩であり、彼の驚くべき物語を8つのテーマで回顧するハイジュエリー コレクションです。


「ラ・コンステラシオン・デルキュール」

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1821年8月4日に誕生したルイ・ヴィトンへのオマージュとしてデザインされたテーマ「ラ・コンステラシオン・デルキュール」は、1年のうち夏が一番観測しやすい星座──ヘルクレス座からインスパイアされました。それぞれ合計が約209カラットのタンザナイト、約50カラットのオーストリア産ブラックオパール、約34カラットのツァボライト、という類い稀な組み合わせが、ルイ・ヴィトンカットダイヤモンドの瞬きに照らされ、有機的で荘厳なネックレスで描いたヘルクレス座の輝きの全容を明かします。ルイ・ヴィトンのハイジュエリーアトリエは、高度な技術によって台座のゴールドを必要最小限まで目立たなくすることで、このブルー、グリーン、パープルのシンフォニーの煌めきを輝かしく強調しました。ピースのしなやかさを増すため、ネックレスはダイヤモンドをセットしたロープ状のパーツを備えていますが、これはかつてトランクの上にかけられていたロープをイメージしています。このテーマは、ネックレスに加えて、3点のリング、2組のイヤリング、1点のプレシャスなブローチで構成されています。

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「レラン・ヴィタール」

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生まれ故郷のジュラ地方を後にしてパリに向かったルイ・ヴィトンの持って生まれた性格の逞しさ、そして彼の生命の躍動(レラン・ヴィタール)を表現するため、フランチェスカ・アムフィテアトロフはDNAの鎖の限りない捻れをイメージして、陶酔感を与えるこのモチーフをデザインしました。ホワイトゴールドとダイヤモンドで編んだこれらのロープは、若き日のルイ・ヴィトンが荷物を運ぶのに使ったロープにも通じています。2000個以上ものダイヤモンド──そのうちには、この滑らかなネックレスにボリュームと官能性を与えるために選ばれた複数のルイ・ヴィトンカットダイヤモンドが含まれています──をセットする技術は驚異的です。体の動きについてくる完璧なしなやかさも、同じように驚くべきクオリティです。ネックレスに加えて、選りすぐりのブレスレット、イヤリング、チョーカー、リングが、このモノクロームなテーマを構成しています。

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「ラヴァンチュール」

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ジュラ地方とパリを隔てる400キロメートルの道や森。これを踏破した若きルイ・ヴィトンの旅(ラヴァンチュール)を表現するため、メゾンはこの華麗なジュエリーセットをデザインしました。ネックレスにおいては、最上級のコロンビア産エメラルド──3年を掛けて、同色のエメラルドを集めました──のグリーンが、ダイヤモンドを全面にパヴェセッティングした3連のプラチナ、イエローゴールド、ホワイトゴールドと競演します。各リンクに4種の異なるセッティングを用いたストーンによるダミエ・モチーフのマルケトリ(象嵌細工)であり、ルイ・ヴィトンカットダイヤモンドと、並外れたカラーと透明度を誇る5.21カラットのDカラー、フローレスのペアシェイプダイヤモンドが一層の美しさを添える芸術品です。6通りの着用を楽しめるこのネックレスは、1600時間を超える作業によって製作されました。このテーマを構成しているのは、ネックレスに加え、リング3点、官能的な魅力を持つブレスレット1点、並外れたストーン(コロンビア産エメラルドと、2個の3.19カラットのDカラー、フローレス タイプⅡaのペアシェイプダイヤモンド)をセットしたイヤリングを含むイヤリング2組です。


「アロー」

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比類なきクラフツマンシップとジェムストーンを駆使したテーマ「アロー(矢)」は、ルイ・ヴィトンの旅のメタファーであると同時に、彼の姓の頭文字である「V」の解釈です。ネックレスの中央を飾るのは、ルビー、サファイア、ダイヤモンドをセットした3色の「V」。彼の孫である3代目ガストン-ルイ・ヴィトン自ら愛用したエンブレムも連想させるデザインです。非常に稀少なスカーフさながらに、捻れながら首元のくぼみに沿うこのネックレスの先端には、2.61カラットのDカラー、インターナリーフローレス タイプⅡaのルイ・ヴィトンカットダイヤモンドと、26カラットを超える壮麗なスリランカ産ロイヤルブルータイプのサファイアが煌めいています。エレガントなシェイプと、贅沢に斜めにパヴェセッティングされたデザインが特徴のこのネックレス──3通りの着用が楽しめます──を中心として、ベルベットのように艶やかなブルーの極めて稀少な18.62カラットのサファイアをセットしたソリテールリングを含むジュエリーセットがデザイン、製作されました。

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「ル・ミート」

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ジュラ地方出身の若きルイ・ヴィトンは、自らの名前を冠したトランクを製作することで創業したメゾンの礎を築き、トランクを覆うあの著名なキャンバスを特許登録しました。「ル・ミート(神話)」は、いくつものエンブレマティックなルイ・ヴィトンのシグネチャー──ダミエ(市松模様)やスタッズ、トランクの錠前からインスパイアされたモチーフ、ロープ、モノグラム・フラワーなど──を組み合わせた、この上ない贅沢なジュエリーピースです。敷き詰めたダイヤモンドをベースとするこの三連ネックレスは、まるでこの世の物とは思えないほど完璧な3つのシュガーローフカットのジェムストーンを飾っています。神々しいほど美しい19.70カラットのスリランカ産ロイヤルブルータイプのサファイア、深みのあるブライトグリーンの8.64カラットのコロンビア産エメラルド、鮮烈でベルベットのように柔らかな色調の7.11カラットのマダガスカル産サファイアです。コレクションのセンターピースと位置付けられるこのピースは、12通りの着用が可能であり、極めてしなやか。すなわち、完璧な作りを意味するのです。このネックレスにマッチしたブレスレット、リング、イヤリングも含めた「ル・ミート」を完成させるのには、1300時間を超える作業が必要でした。

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「ラ・パッション」

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トランク内側のひし形のライニングである「マルタ―ジュ」からインスパイアされたこの格子模様のネックレスもまた、フランチェスカ・アムフィテアトロフのシグネチャーピースの1つです。「ラ・パッション」を象徴する、ホワイトゴールドにダイヤモンドと75個ものプレシャスなラウンドブリリアントカットのルビーをセットしたネックレスは、第2の皮膚のような感触を与えるようにデザインされ、全体が連結式で自在に形を変えます。3個の鮮烈な赤色を帯びたモザンビーク産ルビー(5.03カラット、3.52カラット、2.24カラット)が燃える炎のような煌めきを添えます。このモデルの裾野を形成する2重のダイヤモンドロープの中央には、3.29カラットのルイ・ヴィトンカットダイヤモンドがセットされています。また、同じテーマで、カフブレスレット1点、リング2点、イヤリングも製作されました。


「ル・タンブラー」

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メゾンは1890年、盗難に強いタンブラー錠前を発明しました。特許登録されたこの錠前がハイジュエリーのメインモチーフになるのは、今回が初めてです。タンブラー錠前は、約24カラットのセルリアンブルーのサンタマリアタイプアクアマリンを飾ったダイヤモンドがセットされたクラスプとして表現されました。このタンブラー錠前が、虹を想わせる地球のすべての色彩を集めたマルチカラーネックレスの中心を外した位置で、エレガントに煌めいています。130個以上のカラーストーン──アクアマリン、シトリン、トルマリン、ペリドット、アメシスト、アイオライト、ロードライトが織り成す、生き生きとして心も弾むカラーパレットは壮観です。燦然と輝くブレスレット、イヤリング、リングが、ネックレスにマッチするジュエリーセットを構成しています。


「ラ・スタール・デュ・ノール」

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ルイ・ヴィトンのハイジュエリー コレクションの代表作として今後も受け継がれていくであろうこのダイヤモンドチョーカーは、私たちのヒーローである青年ルイ・ヴィトンの道を照らし、彼の旅を導いた「良き星」のメタファーです。洗練を極めたグラフィックなダイヤモンドの2連。これにアクセントを添えているのは、トランク内部に使われているサングルをモチーフにしたノット(結び目)です。ルイ・ヴィトンのハイジュエリーアトリエは、ホワイトゴールドのノットに、一際目を引くモノグラム・フラワーを縫い留めました。ルイ・ヴィトン スターカットを施した、10.07カラットのDカラー、インターナリーフローレス タイプⅡaのダイヤモンドです。類い稀な透明度を誇るこのストーンは、リングとして着用することも可能。「ラ・スタール・デュ・ノール(北極星)」はトランスフォーマブルなモデルなのです。チョーカーにマッチしたイヤリング、リング1点、ブレスレット1点もご用意しました。夜空からインスパイアされたこのジュエリーセットは、コレクションのエピローグ、そしてルイ・ヴィトンの旅路を照らす星として、輝かしい光に満ちた未来へと続く道を明かしてくれます。

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​ルイ・ヴィトンは200年前にはじまった輝かしい運命を記念する華麗なコレクションを製作しました。これは、メゾンのこの先のビジョンへのオマージュであり、守り続けている理念の鮮烈な表明でもあります。



https://youtu.be/M_Hpq0MrKfA

【ルイ・ヴィトンについて】
1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを融合した独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。
ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家アーティストデザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.comをご覧ください。

レスポンシブル・ジュエリー・カウンシル(RJC)について】
ルイ・ヴィトンは2012年、レスポンシブル・ジュエリー・カウンシル(RJC)の認証を獲得し、貴金属の採掘にはじまり、職人による製品化から販売まで、宝石のライフサイクルを通じて、RJCが推奨する道徳、労働、社会、環境保全を含む認証プロセスの効果的な実施に取り組んでいます。
詳細はwww.responsiblejewellery.com/をご覧ください。


【お問合せ先】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
0120-00-1854

#LouisVuitton #ルイヴィトン #Bravery



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