ブラジルのモダニズム建築の父、建築家のオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)の日本初の大回顧展「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」が、10月12日まで東京都現代美術館で開催されている。
同展では、オスカー・ニーマイヤーのほぼ1世紀に渡る建築デザインの活動を、図面、模型、写真、映像などによって紹介。代表作のひとつであるブラジル・イビラプエラ公園の30分の1の模型も、約500平方メートルのアトリウムの大型空間で展開している。オスカー・ニーマイヤーの日常や創造の秘密が見れる映像資料や、首都・ブラジリア建設の詳細なドキュメントも展示される。なお、会場は「SANAA」によって、ダイナミックでモダンかつ有機的な曲線でデザインされた。
ブラジル国内の主要な建築の設計を手掛け、そのユニークな創造性で高い評価を受けたオスカー・ニーマイヤーは、過去にアメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数多くの賞を受賞。国民会議議事堂や大聖堂などの首都・ブラジリアの主要な建物設計を行った1950年代の国家の大プロジェクトにも参加している。
【イベント情報】
「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」
会場:東京都現代美術館 企画展示室地下2階
住所:東京都江東区三好4-1-1
会期:7月18日~10月12日
時間:10:00~18:00(7月~9月の金曜は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)
料金:一般 1,100円、
:大学生・専門学生・65歳以上800円
:中高生 600円
:小学生以下 無料
休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日