「中島千波とおもちゃシリーズ 画家のひみつ」展が、5月31日から7月10日まで、東京の渋谷区立松濤美術館で開催される。
中島千波は、東京藝術大学在学中から日本美術院展で入選するなど、早くから才能を発揮している日本画家。花鳥画や人物画、風景画と画題は幅広く、また、装画や挿絵等も手掛けており、制作活動は多岐にわたる。
その中島が生涯描き続けたいと語る「おもちゃシリーズ」。メキシコを始め、ペルーやフランス、ベルギー、インド、日本など、自身で集めた世界各地のおもちゃをモチーフに描いたシリーズ作品で、窓を背景に、花と共に描かれる素朴なおもちゃたちは異国情緒が漂い、神秘的な世界観を作り上げている。
本展では、「おもちゃシリーズ」の作品約60点の展示に加え、モチーフになったおもちゃの数々も展示室内に配される。また、おもちゃシリーズを制作するために描かれた花のデッサンも同時に公開される。会期中には、中島本人によるギャラリートークやトークショーなどのイベントも開催。詳細は同美術館のオフィシャルサイトで確認出来る。
【イベント情報】
「中島千波とおもちゃシリーズ 画家のひみつ」
会場:渋谷区立松濤美術館
住所:東京都渋谷区松濤2-14-14
会期:5月31日~7月10日
時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
料金:一般500円、大学生400円、高校生・60歳以上250円、小中学生100円
休館日:6月6日、13日、20日、27日、7月4日