今年9月にデザイン一新を発表した、JAL(日本航空)グループの新制服が公開された。JAL各部門の社員が「新制服プロジェクトチーム」を結成し、新生JALブランドのコンセプトをベースに清楚で上質なものを目指し、航空機や空港のサインと調和しつつも一目でJALグループの社員と認識できるデザインとなった。
客室乗務員、地上接客部門のデザイン制作および監修は、デザイナーの丸山敬太が担当。ノーブルな濃紺を基調に、鮮やかな赤色を印象的に配している。客室乗務員の制服デザインはJALグループ航空会社すべて同一の鶴丸モチーフだが、各社の特色を色違いのスカーフで表現。男性客室乗務員の制服は、気品あるシルエットを保ちつつ大きな動きにもフィットする機能性を兼ね備える。地上スタッフのラウンジ接客用に、華やかな白いジャケットとサクラ色スカーフも用意されている。
運航乗務員の制服は「安全、信頼」を感じさせる従来のシックな黒色とトラディショナルな形状を踏襲し、素材や縫製方法など細部の機能性を向上させた。整備スタッフ、搭載・貨物作業スタッフ制服は、グレーを基調にJALレッドをあしらった。新制服の導入時期は2013年上期を予定している。