珈琲の香りに包まれて、お気に入りの器に出会う--「BLOOM&BRANCH」「COBI COFFEE」【東京の器屋を巡るvol.4】

2016.02.10
テーブルの上で魅せる、料理と。主菜、副菜、汁物など、食材の色合いやバランスを考えながら、卓上でコーディネートをする。それは、鏡の前で洋服を選んでいる時の感覚と良く似ている。クローゼットのように、食器棚にも日々の食卓を彩る、お気に入りの器を納めておきたいもの。今回は、料理が楽しくなるような、とっておきの器に出会えるオススメのお店をご紹介。

青山の骨董通りに面したショップ「BLOOM &BRANCH」。和洋折衷をテーマにした落ち着いた雰囲気の店内で、日々の暮らしに寄り添った上質で豊かな衣・食・住を提案するセレクトショップだ。店内に設置されたカフェスペース「COBI COFFEE」には珈琲職人、店の奥にはシューシャイナーが常駐し、プロフェッショナルなスタッフによる「コト・モノ」を体感する事ができる。また、同店の空間デザインは、シンプリシティーが手掛けたそう。今回は、その美しい空間と、珈琲の香りに包まれながら見る器たちに注目をしたい。

店内の入り口付近に並ぶ陶器の数々は、同店のディレクター柿陽平さんが日本各地を巡り、セレクトしている。作家との会話の中から、伝統や制作の背景を知り、手仕事が伝わる作品が店頭に並ぶ。

優しい白が引き立つ粉引(こひき)を主に作陶する陶芸家・松原竜馬さんの作品。中でも近年着手した、化粧土を使用したスリップウェアは、見た目はもちろん、丈夫で使い勝手が良くとても人気が高いそう。
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スリップ角皿(6,000円)

輿那原正守さんが手掛ける、鮮やかなペルシャンブルーが美しい沖縄の陶器やちむん。モダンで少しオリエンタルなデザインは、琉球の風土を感じる温かな作品だ。
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カップ&ソーサー(4,700円)、豆皿(1,300円)、グラス(5,400円)、箸置き(640円)

その他にも、店内の大きなテーブルには、浜田窯の益子焼や、山田雅子さん、Sゝゝ(エス)の作品なども展開。手に取りそれぞれの質感を感じ、生活に寄り添うとっておきの器を見つけてほしい。
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店内で陶器をを愛でた後は、同じフロアにある「COBI COFFEE」で珈琲はいかが?同店は、北海道の陶芸家・山田雅子さんの器で、珈琲や茶菓子が提供される。入荷すると直ぐに売れてしまうという山田さんの作品は、シンプルでありながらも存在感のあるデザインで、どんな料理も素敵な仕上がりに見せてくれる。また、作品を通して優しさや女性らしい温かみが伝わるのも、ファンに愛される理由の一つだろう。
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店内ブレンド珈琲(550円~)/ HIGASHIYAカステラ(600円)
※現在、マグカップ&ソーサー、器は品切れ中

また、提供されるドリップ珈琲は、全て布製のフィルターで抽出する“ネルドリップ”という昔からの手法で淹れられる。古い淹れ方と新しい豆との掛け合わせが、まろやかで舌触りの良い味わいを作り上げる。また、小腹が空いた時にぜひ一緒に食べてもらいたい「HIGASHIYAカステラ」は、程よい甘さと卵の風味が、ブラックの珈琲と相性が良く絶品。カステラの他にも、羊羹などの和菓子も楽しむ事ができる。また、オリジナルのマフィンや焼き菓子などもオススメしたい。
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都会の真ん中で、素敵な空間とプロの手仕事を感じながら美味しい珈琲とおやつを堪能できるこの場所は、ほっとひと息、心を落ち着かせたい時に訪れたい心地よい居場所になりそうだ。
編集部
  • 「BLOOM&BRANCH」で、お気に入りの器に出会う
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  • 「BLOOM&BRANCH」で、お気に入りの器に出会う
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  • 「BLOOM&BRANCH」で、お気に入りの器と出会う
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  • 店内
  • 「COBI COFFEE」の焼き菓子
  • 「COBI COFFEE」のオリジナルマフィン
  • 「COBI COFFEE」の店内で提供される山田雅子さんの珈琲カップとソーサー
  • 「COBI COFFEE」の店内ブレンド珈琲とHIGASHIYAのカステラ
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