寒天の梱包材、モジュールの原理を活かした衣服など「LEXUS DESIGN AWARD 2016」入賞作品が決定

2016.02.08

レクサス(LEXUS)が国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD 2016」の入賞作品を発表した。

「Anticipation(予見)」をテーマにデザインを募集した同コンペティション。73ヶ国から1,232作品が集り、昨年の11月に審査員やメンターにより入賞12作品が選出された。入賞作品のうち4作品の受賞者は、建築家デザイナーのネリ・アンド・フー、エレナ・マンフェルディーニ、デザイナーのマックス・ラム、アーティストで建築家のスナーキテクチャーから助言を受け、プロトタイプを制作。プロトタイプは他8作の入賞作品のパネルとともに4月11日から17日まで、イタリアミラノで開催される「ミラノデザインウィーク2016」のレクサス会場にて展示される。会場では最終審査を行い、プロトタイプ4作品の中からグランプリ1作品を決定する予定だ。

プロトタイプが制作される4作品のうち、荒木宏介、前谷典輝、村岡明からなるチームAMAMによる「AGAR PLASTICITY - A POTENTIAL USEFULNESS OF AGAR FOR PACKAGING AND MORE」は、寒天からつくられた、環境保全に考慮した新しい梱包資材。ベグム・アヤスカン、ピケ・アヤスカンによる「TRACK」は紫外線に反応して変色する溶液を用いたもので、時間を目に見える形で表すことができる。これに、アンジェリン・ローラ・フェヌータによる、モジュールの原理を活かした着る人の好みのスタイルに応じてシルエットを自由に変えることができる衣服「Shape Shifters」、ジャン・ミョンシクによる手に取る人の想像力で多様な作品を生み出すことができるブロック「DADA」を合わせた4作品のプロトタイプが制作される。

パネル展示作品は、丸形彩実による生息地や生態に応じてデザインされた動物用の服「aniknown」、山崎卓馬の土に還るというコンセプトを視覚化し落ち葉で作成したテーブルや封筒「Bio-Vide」、ディーパック・ジャワハル&イリーナ・ボグダン(Deepak Jawahar & Irina Bogdan)の空間を体感させるスローモーションドア「Slow Door」など。
HEW
  • 「Shape Shifters」アンジェリン・ローラ・フェヌータ
  • 「AGAR PLASTICITY - A POTENTIAL USEFULNESS OF AGAR FOR PACKAGING AND MORE」AMAM
  • 「DADA」 ジャン・ミョンシク
  • 「TRACK」STUDIO AYASKAN
  • 「aniknown」丸形彩実
  • 「Bio-Vide」山崎卓馬
  • 「Drop Box」ディン・ドン、マ・ティンタイ、 ピーター・ルオ、ホアン・ジュンシ
  • 「Hexagon」チューリン・ヤン
  • 「PLANTS-SKIN」吉添裕斗
  • 「Project Play」オリバー・スタイヤーノ
  • 「RESOLUTION OF SOUND LOCATION」Olws
  • 「Slow Door」ディーパック・ジャワハル、イリーナ・ボグダン
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