伊勢丹新宿店ではペルシャ絨毯の伝統美とハイクラスなモダン家具との出合いを演出するイベント「Traditional meets modern - with Persia carpet」が9月9日まで開催されている。
同イベント企画担当者によると、今回のイベント開催の目的は来場者に「生活の中にあるペルシャ絨毯」を感じてもらうこと。ペルシャ絨毯と和家具を組み合わせた「Japanese modern」、ヨーロッパのモダン家具とのコラボレーションで織りなす「European modern」の二つのスペースを構築することで、来場者が、自分の家にペルシャ絨毯を取り込むとどんな空間が生まれるかをイメージしやすいように演出する。
もちろん、各アイテムは実際に触って手触りを確かめることが可能。ペルシャ絨毯は1枚1枚が手作りのため、品物ごとに表情が違うばかりか、写真ではその表情を伝えきることが困難なため、直に見ることで印象が大きく変わるのも特徴である。そのため、担当者も「歴史ある芸術作品をぜひ間近に鑑賞してほしい」と語る。
また、会場では、ペルシャ絨毯の産地、歴史、個々の柄が持つ意味などをパネルで紹介。これまでペルシャ絨毯に関心を持ったことがないという人にも分かりやすいよう、1から丁寧に説明する。
会期中、イラン出身のタレント サヘル・ローズによるトークショーを開催。かつて自身もペルシャ絨毯を織っていたというサヘルは、質疑応答を交えながら、イスラムの文化やペルシャ絨毯の魅力を語っていく。今後のトークショー開催日の予定は9月6・7日(各日15時)からスタートする。
トークショーの会場傍らでは、サヘルの母親によるペルシャ絨毯作りの実演が行われる。話の流れによっては、サヘルとの掛け合いも期待できるかもしれない。