伊勢丹新宿本館1階で、9月10日から16日まで「JAPAN TEXTILE のみの市@ISETAN」が開催される。
同企画は、日本が世界に誇るテキスタイルの魅力を四つのテーマで紹介するもので、日本ならではの優れた技と感性が光る数々の商品が披露される他、原反測り売りなどのイベントも予定されている。
四つのテーマとは、「海外×JAPAN」「JAPANから世界へ…世界に誇る染織技術」「JAPANが誇るデザイン力」、そして「JAPAN最新技術」だ。
「海外×JAPAN」では、ラグジュアリーブランドのアイテムも手掛けるイタリアの紡績メーカーの糸を使い、愛知県一宮市で昭和初期から使用されている低速織機を使って織りあげた「SATIO JAPAN」のストール、ドイツ在住デザイナーが手掛ける「SUZUSAN」の有松絞りなど3ブランドを紹介。愛知県の有松地域を中心に生産される有松絞りの技術の高さは世界的にも評価が高く、オートクチュールメゾンに技術提供していることでも知られる。
「JAPANから世界へ…世界に誇る染織技術」では、東北山形でモヘアニットを作り続ける「サトウセンイ」、丹後の藤布の有数な継承者である「遊し社」など5ブランドの商品を取り扱う。両社共にハイエンドブランドに買い付けられている。
「JAPANが誇るデザイン力」では、国内の藝術大学数校の講師や准教授とタッグを組んで商品開発に挑んだ4ブランドが紹介される。
「JAPAN最新技術」で展開されるのは、インクジェットプリントイノベーションプロジェクト、略して「IPIP」。島精機の新デザインソリューションシステム「APEX3」の再現力の高さを自らの目で確認することができる。
紹介される商品の中心価格帯は、1万円台から5万円台だが、ヘアアクセサリーなどの小物は3,000円台から展開。また、期間中、「JAPANが誇るデザイン力」に参加している「ニノミヤテキスタイル」デザイナー・二宮とみを招いての「ハンカチの箔プリント&色づけの有料体験イベント」が実施される。所要時間は40分から1時間程度で、参加費は3,000円。