東京・西麻布の「カーム アンド パンク ギャラリー(CALM & PUNK GALLERY)」にて、ジョナサン・ザワダ(Jonathan Zawada)の日本初個展「タッチングリー アンフィーリング(TOUCHINGLY UNFEELING)」が9月13日より開催される。
メリットとデメリットを併せ持ちつつ現代社会の発展を促してきた「生活と社会のデジタル化」の結果というテーマや、ケン・パーリン(Ken Perlin)がCGの作成技法として生み出し、現実世界の疑似物として高精度で物体を表現するために用いられる関数「パーリンノイズ」に着想を得たコンセプト等を、ザワダ独自の解釈で視覚化。「デジタルの世界で行動すること」に関する問題を提起する。
「モデリングされ 形を与えられてカラフルに彩色された 太古の石器」「『インターネット上を流通するイメージを纏った戦闘機』をプリントした布」などの新たな作品シリーズは、プリントやスカルプチャー、ビデオ作品など様々なメディアで構成。12日の19時からはザワダ本人を迎えてのオープニングレセプションが開催される。
オーストラリア出身のザワダは、パリ・コレット(Colette)やロンドン・リバティー(Liberty)、「ナイキ(Nike)」「ユニクロ(UNIQLO)」等のクライアントを持つグラフィックデザイナーとしてシドニーを中心に活躍。2011年に米・ロサンゼルスに拠点を移してからは、よりファインアートに焦点を当てた作品を制作中。現在は彫刻やビデオ、インスタレーションや絵画など、手法と表現の幅を広げている。
【イベント情報】
ジョナサン・ザワダ個展「タッチングリー アンフィーリング」
会場:カーム アンド パンク ギャラリー
住所:東京都港区西麻布1-15-15浅井ビル1階
会期:9月13日から10月5日
時間:12:00から19:00
休廊日:月曜日
入場無料