9月3日伊勢丹新宿店本館6階催物場にて「秋の大北海道展」がスタートした。できたて北海道グルメをその場で楽しめる同イベントは、会場に一歩足を踏み入れるや、香ばしい肉の香りや生乳たっぷりスイーツの甘いニオイに包まれる。
とりわけ、北海道の大自然に育まれた牛や鹿の肉は香り高く、調理スペースの側を通るだけでも、フライパンのじゅうじゅうという音に共鳴してお腹がぐうと鳴り始める。
牛肉好きなら必ずそそられるであろう一品は、帯広市で店を営む「ビストロ コムニ」が提供する「牛とろ丼」(950円)。白飯の上にトッピングされた彩り鮮やかな牛フレークに半熟卵を載せ、さらにその上にひじきを散らし、メインのフレークを囲むように大量の葉物野菜やトマトが散らされたヘルシー丼で、さながらタコライスの牛フレーク版といった感じか。フレークは、北海道清水町十勝スローフードの牛肉を使用。アツアツご飯となじませると丼いっぱいに旨みがいきわたり、女性でもぺろりと平らげられてしまう。
とにかくいろんな肉を楽しみたいなら、札幌市「ザ・ミートショップ」による「ミートショップの3種の肉丼」(1,297円)もおすすめ。牛、豚、鶏、鹿の4種類から好きな肉を三つ選ぶと、炊き立てごはんの上に、北海道産とうもろこしやパプリカとともにトッピングしてくれる贅沢丼だ。
今回チョイスしたのは、豚以外の肉。器にどかっと盛り付けられた池田牛、中礼内鶏、蝦夷鹿は、それぞれ個別にいただくもよし、組み合わせて口の中でのマリアージュを楽しむもよし!ちなみに、白米なしでの注文も可能なので、せっかくの北海道展にいろんなものを少しずつ楽しみたいという人は、ぜひ、肉のみバージョンで注文をどうぞ。
ラーメン好きにイチオシは、北海道の旬の食材がたっぷりトッピングされた、白樺山荘の「ピュアホワイト&とろけるチーズのあぶり入りラーメン」(1,297円)だ。チーズとバターが添えられた味噌ラーメンに、もやし、ねぎ、ニンジン、かいわれ、めんま、ゆで卵、チャーシュー、そぼろ、ねぎ、きくらげと実に彩り豊かな具材が入っている。ポイントは、甘みたっぷりのトウモロコシ「ピュアホワイト」が200gも入っていること。北海道特有の気温差により、平均的なトウモロコシと比べてかなり甘く仕上がったこのピュアホワイトが加わったことで、料理の味わいがさらに豊かになり、味噌やチーズの旨みもぐっと強く感じられる。
1杯でかなりお腹いっぱいになるので、このラーメン目当てなら、前日からお腹をすかせておいて開店と同時に入店するのがおすすめ!