「エポカ(EPOCA)」は9月3日、伊勢丹新宿店本館4階センターパーク/ザ・ステージ#4で、ジャケットにフィーチャーしたポップアップショップ「10 stories of Jackets」を、オープンした。9日まで。
本イベントにあたり伊勢丹が掲げたのは、世界に通用するジャケット“究極のマスターピース”を提案すること。そこで白羽の矢が立ったのが、インターナショナルな時代性とクオリティーを持ったコレクションを、日本女性のために提案するエポカだ。デビューより19年目を迎えた今年、ミラノ在住イタリア人ガブリエレ・コランジェロがクリエーティブディレクターに就任したことでも注目を集めている。
「13SSの伊勢丹新宿店リモデルで、4階ラグジュアリーフロアは大人の女性に向けた上質を提案する場として立ち上がった。3階フロアはいわゆる一般職に就くキャリア女性をターゲットにしており、4階ではその上の管理職・経営者といった立場を持つ有職女性を対象としたゾーンを形成してワードローブ提案を行っていくことを企図している」と話すのは、同フロアの担当バイヤー。
20万円クラスのジャケットを扱うハイエンドブランドと5万円弱のジャケットを扱うキャリアブランドの間には、トップメゾンのセカンドラインなどがこれまでは存在した。しかしリーマンショックによりスーツブランドが著しく衰退、カジュアル傾向が強くなったマーケットにおいて、徐々に中間層を担っていたブランドが消え、ジャケット一つとっても、価格帯に大きな差が生まれてしまったという。
「この中間層を担えるのは、国内ではエポカしかないと思った。ターゲット層の女性は第一印象に重きを置いており、後ろ姿が奇麗に見えたり、細かなディテールが凝っているものなどを好まれる傾向がある。“着た時に自分だからこそ様になる”という部分が重要ポイント。ただ素材を上質なものに変えるだけではグレードの違いは出せないと考え、ここから今回の新作ジャケットを中心にそろえたポップアップショップの構想へと辿り着いた」(同バイヤー)。
同店で開催中のポップアップショップは、ジャケットをまとった女性をイメージした10のストーリーで商品を見せるユニークな設定。三越伊勢丹限定のジャケット(15万円)などが並ぶ「Exclusive!」、通常より多い5サイズを楽しめる「Meet Your Size」、ニットジャケットなどがそろう「24h Jacket」、シャツのアクセサリーを楽しめる「Topping」など様々な切り口でブランドのスタイルを訴求する。
ファサードにはジャケットを仕立てるまでの細やかな工程が見られるよう、毛芯のハ刺し、内ポケットの仕様などが透けるシースルー生地のジャケットを展示。同ブランドの技術力の一端が垣間見られる。また期間中にジャケットを購入すると、オリジナルのジャケットハンガー&カバーを先着でプレゼントする。
同期間、日本橋三越本店、銀座三越でも同様のポップアップショップを開催している。
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