人類初の消しゴム版画家でコラムニストのナンシー関の展覧会「顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼」が11月14日より渋谷・パルコミュージアムにて開催される。会期は25日まで。
本展は、2014年4月に大阪・梅田で開催され話題となったもの。今回、展示物を増やし満を持して東京でも開催が決定した。内容は、ナンシー関のほぼ全著作約80点を始めとし、 展覧会でしか見られない生ハンコの現物800個や、仕事道具、録り貯めていたビデオやカセットテープなど貴重な資料を展示。その他にも、1985 年から 2002 年までに書かれたコラムの中から、放送作家の町山広美が選んだ傑作、ドレスや靴にハンコを捺した顔面雑貨の数々などが一同にそろう。更には、作品との記念撮影、記念スタンプが楽しめるコーナーも。
また、会場では、岡山にあるレトロ雑貨ショップ「倉敷意匠」とコラボレートしたマスキングテープ(380円)や「ナンシー関の丁稚シール」(360円)、てぬぐいの老舗「かまわぬ」とコラボレートした新作てぬぐい(1,300円)などに加え、本展オリジナルグッズのTシャツ(3,000円)や、バッグ(3,000円)なども販売される。
ナンシー関は、1962年7月7日、青森県青森市に生まれる。高校卒業後は法政大学に進学。在学中に消しゴムでハンコを彫り始め、「丁稚シリーズ十連作」がコラムニスト・えのきどいちろうの目に触れ、84年消しゴム版画家としてデビュー。当時『ホットドッグ・プレス』編集者だったいとうせいこうに「ナンシー」と名付けられ、読者投稿ページでコラム連載『ナンシー関の漢字一發!』をスタート。執筆を行いながらも、これまで彫った消しゴム版画の数は5,000点強にものぼる。2002年6月12日逝去。
【イベント情報】
顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼
会場:パルコミュージアム(渋谷パルコPART1・3階)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
期間:11月14日から25日
時間:10:00から21:00(最終日は18:00まで)
会期中無休
入場料:一般500円 学生400円 小学生以下無料