アーティストユニット「ネルホル（Nerhol）」の個展が、東京・神宮前の「アイ オブ ジャイル（EYE OF GYRE）」と六本木の「イマギャラリー（IMA gallery）」にて、それぞれ10月16日より開催される。

アイ オブ ジャイルでは、「シーネリー、シーン（Scenery, Scene）｜風景と景色」を開催。見出した写真の時間的要素や画面の表層的要素をなるべく削ぎ落とした作品を制作してきたネルホルだが、その物質感を再考し、制作された作品の別の要素を多角的に解釈できるような空間の構成を試みる。

IMA galleryで開催される5回目の展覧会となる「アトラス（ATLAS）」は、『ミスアンダースタンディング フォーカス（Misunderstanding Focuts）』『ポートレート（Portrait）』『シーントゥーノウ（Scene to know）』などの作品群を再構成して単一のコンセプトへと集約し、ハードカバーブックの体裁にまとめた新作約40点を展示する。

ネルホルは、それぞれグラフィックデザインと現代アートを基軸としてきた田中義久と飯田竜太が2007年に結成。ユニット名は、田中がアイデアを“練り”、飯田がそれを“彫る”形式で活動することから。アマナホールディングスが1990年代以降に登場した日本の写真家による作品を収集する「アマナフォトコレクション（amana photo collection）」に収蔵されるなど、国内外で高い評価を受けている。


【イベント情報】
ネルホル個展「シーネリー、シーン（Scenery, Scene）｜風景と景色」
会場：アイ オブ ジャイル（EYE OF GYRE）
住所：東京都渋谷区神宮前5-10-1 ジャイル（GYRE）3階
会期：10月16日から11月20日
入場無料

ネルホル個展「アトラス（ATLAS）」
会場：イマギャラリー（IMA gallery）
住所：東京都港区六本木5-17-1アクシスビル（AXIS Bld.）3階
会期：10月16日から11月30日
入場無料