「ニューヨーカー(NEWYORKER)」が、旗艦店「ニューヨーカー銀座フラッグシップショップ」(東京都中央区銀座1-5-13 ゼットエックスビル1・2階)を9月13日にオープンする。オープンに先駆けて11日にセレモニーが行われ、タレントのテリー伊藤、モデルの絵美里、プロテニスプレーヤーの杉山愛がお祝いに駆けつけた。
1964年に創業したニューヨーカーは今年で50周年を迎える。学生時代から同ブランドの大ファンというテリーは、オリジナルのタータンチェックのスーツで登場。「仕事なんかで疲れたときに今日のような配色の服を着ると、穏やかになる。秋やクリスマスはチェックが似合う時期。トラッドが基本のこのテイストを50年ももってくれていることに感謝したい」と話した。
設計事務所のIMAが手掛けた同店は、ニューヨークのアパートメントホテルをイメージしたしつらえになっており、モノトーンを基調とした床に合わせたクラシックな木調でまとめられている。テリーは「(店内が)明るくていいですね。贅沢に商品が置いてあるから、お客さんがゆっくり楽しめそう。家族でもデートでも来られて最高じゃないですか」と大絶賛。モデルの絵美里も「ちょうど1週間前に仕事でNYに行っていたところ。(同店は)2階の壁のレンガや高い天井など、日本ではなかなか見られないデザインなのですごくいいと思う」と表情をほころばせた。
この日は、生粋のニューヨーカー好きのテリーに「一日店長」という職務が与えられる就任式も行われた。「任命書」という賞状を株式会社ニューヨーカー代表取締役社長の上條浩之氏から恭しく受け取ったテリーは「実は、大学を卒業してどうしてもニューヨーカーに入りたくて、試験を受けたことがある。見事に落ちたけれど(笑)」と明かした。「今日呼んでもらって切ない思いが晴れた気がする。夢が叶った」と、感慨深げに賞状を眺めていた。
その後はテリーを囲み、絵美里が店員役で販売シミュレーションを行うことに。客役としてゲストで登場した杉山愛も「コーディネートをしてもらえるなんて嬉しい」とはしゃぎながら「セットアップが先シーズンから流行っているのでいいと思う」(絵美里)「秋冬はファーもかわいい。すごく大人っぽく着こなせそう」(杉山)「上品な感じだよね」(テリー)など口々に各界のファッショニスタならではの意見交換をしながら、コーディネートを楽しんでいた。
ニューヨーカー銀座フラッグシップショップでは、メンズとウィメンズのアイテムを2フロアで展開。内装は“ニューヨークアパートメントホテル”をイメージしており、大理石や木を使いクラシカルな要素を入れ込みながらも、シンプルでモダンな空間に仕上げられた。伝統的なものと新しいものの融合させており、1階から2階へと上がる階段の横に描かれている壁の絵などは、ニューヨークらしい新しいアートを感じさせる趣だ。