俳優のキアヌ・リーブス(Keanu Reeves)は1964年9月2日生まれ。レバノン・ベイルート出身。
3歳の時に両親が離婚し、母親も4度結婚を繰り返すなど、複雑な家庭の下で生まれ育つ。9歳の時、演劇『くたばれ!ヤンキース』で舞台に出演。高校時代はアイスホッケーの選手として活躍するが、やがて中退すると俳優としての道に専念する。地元カナダのテレビ番組で活躍していたところ、86年公開の『ドリーム・トゥ・ビリーヴ』で映画デビュー。その後は活動の拠点をハリウッドに移し、『ビルとテッドの大冒険』や『マイ・プライベート・アイダホ』など数々の映画に出演した。
94年にキアヌはヤン・デ・ボン(Jan de Bont)初監督作品『スピード』に出演。すると映画はアカデミー2部門を受賞し、キアヌの名前は世界中に知れ渡ることになる。99年には主演映画『マトリックス』が公開され、アカデミー4部門を受賞。同作品はシリーズ化し、ハリウッドにおける彼の存在を不動のものとした。
一方、キアヌはミュージシャンとしても活動しており、91年に結成されたロックバンド「ドッグスター」ではベースを担当。アルバム2枚を発表し、来日公演も行ったが、06年に音楽活動の休止を発表している。
私生活ではたびたび女性関係が報道されるが、いずれも結婚しないまま破局を迎えている。99年にはジェニファー・マリア・サイム(Jennifer Maria Syme)との間に1女を儲けているが、彼女も01年に交通事故で亡くなった。