アシックスジャパンは5月18日、東京の隅田川沿いにカフェやフィットネススタジオなどを設けた新施設「アシックスコネクショントウキョウ(ASICS CONNECTION TOKYO)」をオープンした。墨田区の公園施設内に民間企業がカフェ事業を行うのは初めて。1階と2階の2フロアで店舗面積約110平方メートル。1階にはカフェスペースや受付、2階にはフィットネススタジオやシャワー、ロッカーなどを設置している。
2015年に東京オリンピック・パラリンピック組織委員会とスポーツ用品カテゴリーで、国内最高位のスポンサーとなる「東京2020ゴールドパートナー」の契約を締結したアシックスジャパン。昨年は8月に羽田から都内へ向かう京浜急行電鉄品川駅構内に買うことができるショールームとなる直営店舗「アシックスステーションストア品川」を、10月にはマレーシアのイセタ ン ザ ジャパンストア クアラルンプールに「オニツカタイガー」のインショップを、それぞれオープン。また、今年10月には国内最大の旗艦店として「アシックスストア原宿」を移転、リニューアルオープンする予定だが、アシックスコネクショントウキョウは東京オリンピック・パラリンピックとその先に向けた取り組みの1つとなるもの。サスティナブルコミュニティスペースをコンセプトに地元住民や隅田川エリアを訪れる国内外の観光客に向けてスポーツを軸としたライフスタイルを提案する。
浅草に近く2階からは東京スカイツリーなども間近に見える同店。外観は周辺の自然との調和を取るために白を基調に、自然光がたくさん入るようにガラスを多く使用。1階カフェは、ベーグル(500円から650円)、うどんパスタ(800円)からソフトクリームやグラノーラなどのデザート(350円から400円)、枝豆、ミックスナッツ、チップスなどのスナック(300円から500円)、珈琲、ジュース、アルコール、テイクアウトメニューまで様々なメニューがそろう。スピーカーとレジャーシートなどピクニックプランのレンタル(1,000円)も用意している。
一方、2階のフィットネススタジオはヨガやピラティスなど約30種類のプログラムを月180本程度実施。レギュラーパス(8,800円)、平日パス(6,800円)、、休日パス(6,800円)、平日ナイト(6,300円)、屋外で専門のインストラクターとともにランニングを行うランウォークパス(3,800円)などの月間フリーパス会員の他、ロッカー&シャワー利用(600円)スタジオプログラム1回参加(3,000円)、ラン&ウォークプログラム1回参加(1,500円)などもある。
オープニングセレモニーで、アシックスジャパンの西前学社長は「カフェ事業(松竹サービスネットワークが運営)やフィットネス事業は(BEACH TOWNが運営)は新しい大きなチャレンジ。ゴールドパートナーとして代表選手にいいウエアやシューズを提供するだけで無く、たくさんの人にスポーツを身近に感じてもらう機会を作りたい」とあいさつ。
また、ゲストとして女子レスリングの伊調馨選手も登場した。「東京オリンピックのことはまだ考えていませんし、最近はほとんど練習していません。朝少し走るぐらいで道場に行くこともありません。今は充電期間。もう少し今の生活を楽しみたい」という伊調は「開放的な空間で、ベーグルも本当においしい。早朝にランニングをした後でベーグルを食べて、お昼はうどんパスタ。夕方はアルコールも飲んで1日楽しみたい」と話した。
【ショップ情報】
アシックスコネクショントウキョウ
住所:東京都墨田区吾妻橋1の23の8先
営業時間:月曜日から金曜日10:00から21:00
土日祝日9:00からら18:00(5月から8月9:00から19:00)
無休