“Emotional Life~感動のある暮らし”をコンセプトにした新たなデザイン&アートフェスティバル「デザイナート 2017(DESIGNART 2017)」が、アマゾン ファッション ウィーク東京(Amazon Fashion Week TOKYO)2018年春夏会期中の10月16日から10月22日、東京の青山、神宮前、渋谷、代官山、六本木で開催される。
デザインとアートを組み合わせた造語である「デザイナート」は、東京の街全体をメイン会場にし、世界からデザイン、アート、ファッション、食、テクノロジーなどを集めて開催するもの。MIRU DESIGNの青木昭夫、artlessの川上シュン、NON-GRIDの小池博史、EXSの永田宙郷、Klein Dytham architectureのアストリッド・クラインとマーク・ダイサムの5組のクリエーターが発起人となりスタートした。
第1回目となる今回は、東京のファッション・ウィークに会期を合わせて開催。五つのエリアにある、ショップやギャラリー、ブックショップ、カフェ・レストラン、商業施設、空きテナントなど、50ヶ所以上を会場に、参加店舗と分かるマスキングテープを使ったフレームや建築家・芦沢啓治デザインによるオフィシャルフラッグなどのアイコンを設置し、参加デザイナーやアーティストの作品をすべて価格を設定した上で展示する。来場者数は5万人を目指す。
また、会期中はディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)カフェ青山をオフィシャルカフェとするほか、オープニング特別イベントとして、世界約1,000都市で開催されるクリエイティブイベント「PechaKucha Night」も開催。さらに、日本ファッション・ウィーク推進機構と連動したコラボレーションなども計画していて、詳細などについては7月に発表する予定だ。
発起人の1人である青木は「今は東京オリンピックで盛り上がっているし、ものづくりに助成金が出ている。だが、オリンピック後を考えれば、感動のある暮らしを提案し、2~3年のうちに一般の人たちにアートや、いいものを所有する喜びを知ってもらうための発表の場や30年継続できる仕組みと基盤を作ることが必要だ」とあいさつ。
ファッションについては「発表は先だが、商業施設や世界的ラグジュアリーブランドなどからも声がかかっている。スパイラルガーデンで展覧会を行っている津村耕佑さんのような新しい切り口のファッションやデザイナーとも一緒にやりたいと思っている」と話している。
また、日本ファッション・ウィーク推進機構も2005年発足当初の東京発、日本ファッション・ウィーク(Japan Fashion Week in TOKYO)会場の明治神宮外苑 聖徳記念館絵画館前 特設テントが東京デザインウィーク(TOKYO DESIGN WEEK)会場の隣だったことなどもあり、連動したコラボレーションなどに積極的に協力したい考えだ。