東京都写真美術館のTOPコレクション。“平成”をテーマに佐内正史、ホンマタカシら9名の作品シリーズにフォーカス

2017.05.10

東京都写真美術館の総合開館20周年記念 TOPコレクション「いま、ここにいるー平成をスクロールする 春期」が5月13日から7月9日まで開催される。

TOPコレクションは、3万4,000点を超える同美術館の収蔵作品のなかから、毎年ひとつの共通テーマにおいて、春期、夏期、冬期の3期にわたって作品を紹介する展覧会シリーズ。リニューアル・オープン後の初開催となる同展では「平成」をテーマに開催される。

平成期を代表する9名の写真家佐内正史、ホンマタカシ、高橋恭司、今井智己、松江泰治、安村崇、代、野村佐紀子、笹岡啓子の作品シリーズにフォーカスした同展では、写真家それぞれの「いま、ここにいる」ことの意味をめぐる表現を手がかりとして、平成とはどんな時代であるかを考察していく。

会期中の第1、第3金曜日の16時からは、同展担当学芸員によるギャラリートークが開催される他、5月28日と6月4日の各日10時30分から12時30分には、障害の有無に関わらず言葉を交わしながら美術を鑑賞するワークショップ「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」(参加費500円)が、さらに6月25日と7月2日の各日10時30分から12時30分には、小学生とその保護者(参加費800円)を対象に、出品作品に写っているものについて対話、鑑賞した後、暗室での簡単な制作が行える「じっくり見たり、つくったりしよう!」といった関連イベントが開催される。

【展覧情報】
「いま、ここにいるー平成をスクロールする 春期」
会期:5月13日~7月9日
会場:東京写真美術館 3階展示
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス
時間:10:00~18:00(木、金曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
料金:一般500円(400円)、学生400円(320円)、中高生・65歳以上250円(200円)、小学生以下および都内在住・在学の中学生、障害者手帳所持者とその介護者は無料
※( )は20名以上の団体料金、第3水曜日は65歳以上無料
休館日:毎週月曜日
空閑@HEW
  • 佐内正史 〈生きている〉より 1995年 発色現像方式印画
  • 花代《無題》 1987年 発色現像方式印画
  • ホンマタカシ《少年7 新浦安、千葉》〈東京郊外〉より 1998年 発色現像方式印画
  • 松江泰治《JP-01 55》 2014年 発色現像方式印画
  • 高橋恭司《ロサンゼルス》〈ザ・マッド・ブルーム・オブ・ライフ〉より 1991-1993年 発色現像方式印画
  • 安村崇《みかん》〈日常らしさ〉より 2002年 発色現像方式印画
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