横浜ステーションビルは今夏、JR根岸線の桜木町駅に商業施設「シァル(CIAL)桜木町」をオープンする。
コンセプトは「横濱ノスタルジックレビュー(REVUE)」。鉄道や駅構内商業の発祥地である横浜らしい明治・大正の雰囲気を採り入れ、エリア全体の回遊起点を目指す。みなとみらい側は初代駅舎の三角屋根を表現し、野毛側はレンガ調タイルや飾り窓を用い、鉄道発祥地としての歴史を感じさせる外観デザイン。
食物販や飲食、ドラッグストアなど日常性の高い店舗がそろう「紅葉坂ギャラリー」、港町らしい雰囲気を演出する「ヨコハマバザール(YOKOHAMA BAZAR)」、横浜の老舗や名店を中心にテーマ型飲食を展開する「停車場ビュッフェ」、観光案内所に手荷物一時預かりや宅配サービスなどを併設した「横濱情報プラザ」の4ゾーン構成。ネーミングはすべて横浜に縁ある事物に由来。
銘菓「ありあけハーバー」などで知られる菓子店「ありあけ」、中華街の四川料理専門店「重慶飯店」、明治41年創業のシュウマイ店「崎陽軒」、元町に本店を構えるバッグブランド「キタムラ」、明治33年に桜木町駅と同時に開業したうどん・そば店「川村屋」など、地域に根差したショップを含む35店舗が出店する。