4月16日はチャールズ・チャップリンの誕生日です

2014.04.16

映画俳優のチャールズ・チャップリン(Charlie Chaplin)は1889年4月16日生まれ。イギリスロンドン出身。

両親はミュージックホールの歌手で、彼が2歳の時に離婚。声が出なくなってしまった母の代わりに舞台に立ったのがきっかけで演劇の道へ。精神異常となった母から離れるため、チャールズは孤児院送りになる。8歳でミュージカル劇団に入団し、17歳で格的に俳優業を始める。劇団の看板役者として活躍した後、1913年に映画プロデューサーのマック・セネット目に留まり、ハリウッドに渡った。

1914年に『成功争ひ』で映画デビューし、1年で30本以上の作品に出演するなど人気を博す。トレードマークであるだぶだぶのズボンに山高帽、ちょびヒゲ、ステッキという出で立ちもこの頃から。19年にはユナイテッド・アーティスツ社を設立し、映画製作をスタート。21年の『キッド』、25年の『黄金狂時代』が大ヒットした。トーキーの隆盛にも関わらず製作されたサイレント作品『街の灯』も成功を収めた。

その後も、エスカレートする資本主義社会を描いた『モダン・タイムス』、ヒトラーを痛烈に皮った『独裁者』などの傑作を生み出したが、作風が容共的であると非難され、国外追放命令を受けてしまう。70年代に入るとようやく復権の動きが見られ、名作『ライムライト』が公開された。72年にはアカデミー音楽賞と特別賞贈呈のためニューヨークとハリウッドに招かれ、アメリカとの和解が実現した。

チャップリンは華やかな女性遍歴で有名。4度の結婚をし、11人の子どもが居る。娘の1人ジェラルディン・チャップリンは昨年、カール・ラガーフェルドが製作したショートムービー「The Return」でガブリエル・シャネル役を演じた。
編集部
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