森村泰昌の伝説の展覧会「レンブラントの部屋」、再び原美術館で開催

2013.10.11

現代アーティストの森村泰昌が1994年に原美術館にて開催した初個展「レンブラントの部屋」を再現した展覧会が、11日より東京品川の原美術館で開催される。

名画の登場人物や女優などに自らが「なる」という手法でセルフポートレート作品に取り組み、 国際的に高い評価を得ている森村。来年開催される「ヨコハマトリエンナーレ2014」ではアーティスティックディレクターを務める。

展では「レンブラントの部屋」展で披露され、当館に収蔵された全作品をすべて展示し、再現。森村は膨大な数の自画像を残した画家・レンブラントをテーマに据え、レンブラント自身、敬愛する老母、最愛の息子、若く豊かな妻、そして妻の死後伴侶となった愛人になり変わり、人生の明暗、光と闇など現代社会にも通じる問題に迫る。

また、館内のトイレを作品化したユニークな常設インスタレーション「輪舞(ロンド)」も、本展開催に合わせて新たな装いで登場する。


イベント情報】
森村泰昌 レンブラントの部屋、再び
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
会期:10月12日から12月23日まで
休館日:月曜日(祝日にあたる10月14日、11月4日、12月23日は開館)、10月15日、11月5日
時間:11:00から17:00まで(水曜のみ20:00まで)
入場料:一般1,000円、大高生700円、小中生500円
編集部
  • 「恰幅の良いセルフポートレイト 1640」1994年
  • 「放蕩息子に扮するセルフポートレイト 1636」1994年
  • 「家族の肖像・妻」1994年
  • 「表情研究III」1994年
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