村上隆が総合監督を務めたアニメーション「シックスハートプリンセス・ピンク・オア・ブラック(6HP Pink or Black)」が、YouTubeでの再生回数が公開3週間で19万回を数えるなど話題だ。
この作品は、「アートは生き方そのものである」という言葉を残した植村秀が創設したコスメブランド「シュウウエムラ(shu uemura)」と村上とのコラボレーションコレクション「シックス・ハート・プリンセス by takashi murakami for シュウ」のために制作されたもの。挿入歌は初音ミクが歌うオリジナルソング「Pink or Black」。中野や秋葉原などのオタクの街を舞台に、善良なピンクプリンセスが悪いブラックプリンセスと戦うストーリー。東京カルチャーを凝縮したミュージカル仕立て。
音楽はlivetuneのkzが担当。彼は、初音ミクのボーカロイドを使用して制作した楽曲がオンラインで累計350万回以上再生されて注目を集め、Google Chrome-初音ミク編-のCM楽曲制作や村上隆の初監督作品「めめのくらげ」の音楽も手掛けた。
また、キャラクターデザイン・作画監督は美少女絵師として知られ、カイカイキキが2011年に設立したアニメーション制作スタジオ、スタジオ・ポンコタンの代表を務めるメバエ(mebae)が、振り付けは「プリキュア」のエンディングアニメーションでも担当したエンターテイナーの前田健が担当している。
なお、「6HP(シックスハートプリンセス)」がパッケージにデザインされた「シックスハートプリンセス by takashi murakami for シュウ」は、11月1日発売。リップやつけまつげなどの単品アイテムやファンデーションキットなど全19品が登場する。