アートイベント「青参道アートフェア」(10月24日から27日)に出展するネットショップサービス「BASE」。日替わりで同サイトを利用している8ショップが展示・販売を行います。会場はH.P.FRANCE企画室(東京都渋谷区神宮前5-17-24GB3階)。
FASHION HEADLINEでは参加ブランド・ショップにメールインタビューを実施。リレー形式にて紹介します。今回は27日(日)に出展するVectcultureの伊藤太一さん手掛ける版アクセサリー「HANTO」。
――ブランドのコンセプトは?
HANTOは「版と共に」をコンセプトに、版画と版の可能性を広げていくブランドです。「版画」は、普段あまり馴染みがありませんが、図工の授業や絵はがき作りに用いられる、意外と身近な表現だったりします。そんな版画の“版”は、摺り上がった作品そのものとは異なる素敵な魅力を持っています。
HANTO 第一弾は“版” そのものの質感や色を身に着ける「版アクセサリー」。凹凸の形や色の対比、摺ったときに偶然生まれるインクの擦れ、版と摺られた絵が反転する面白さ 等、版画ならではの魅力を追求しています。版画家の手によって、一つひとつ丁寧に手摺りで仕上げられたほぼ一品もののアクセサリーです。
――扱うアイテムを売ろうと思ったきっかけは?
版画家の作品や版を見ながら 話を聞いていて、作品そのものはもちろん素敵なのですが、普段光の当たらない「版」にも ものすごい魅力があるな、と感じたことがきっかけです。
それを何とか沢山の人の手に届くものにしたいと思った時に、考えたのがアクセサリーでした。昔からある伝統的な技術を現代の技術やデザインで再構築するということを常に意識し、心掛けています。最初は「かわいい!」や「素敵!」といった印象から手に取ってもらって後から実は版画だったと気付くという、それくらい版画が身近な存在として生活にとけ込んだら嬉しいですね。
――数あるマーケットサイトの中でもなぜBASEを利用しているのでしょう?
商品の登録点数に制限がなく、手軽に制作できるというところがBASEの魅力でした。サイトデザインは、商品以外の情報を極力無くしています。
――最後にあなたにとってのアート・デザイン・ファッションとは?
問題提起かつ、問題解決かつ、自己表現だと思います。