「ファセッタズム(FACETASM)」が14SSコレクションを発表した。テーマは「EMPATHY(共感)」。「"タウン感"を意識してデザインした」とデザイナーの落合宏理。
ファーストルックはウィメンズの真っ白なコットンのドレス。フロントの装飾やウエストの大きなリボンなど、立体感を出した。メンズは、黒のジャケットとエプロン、ショートパンツを合わせた得意のレイヤードスタイルからスタートした。
ウィメンズでは、メンズの生地を使ったスカートやショートパンツのスリットから真っ白なフリルを見せるコーディネート、ビッグサイズのジャケットやシースルー生地のMA-1、メンズのボウタイ付きドレスシャツやキルトスカートなどが登場。「男性が女性に、女性が男性に抱く憧れ」(落合)がそれぞれクロスするように表現された。
ウィメンズはマスキュリンかつストリート感が強くなり、メンズとの差が縮まった。ブランドを象徴するメンズの”エプロン”は、「働く男性特有の色気を表現」(落合)。
イエローと黒のチェッカー模様のアイテムは、同柄のシースルー素材を重ねたり、トップスとボトムスでトーンの濃淡を変え、スタイリングで提案。足元はフリル付きのストラップシューズや、フリンジ付きのオペラシューズやデザートブーツなど。
ハンバーガーのバングルを始めとするキッチュなアクセサリーは、9月の伊勢丹新宿店でのポップアップショップでコラボレーションしたクリエーティブ集団「マグマ(magma)」が手掛けた。