「クリスチャン・ダダ(CHRISTIAN DADA)」が14SSコレクションを発表した。テーマは「不完全な美」。「18歳くらいの、大人になりきれず子供でもない若者姿を表現した」とデザイナーの森川マサノリ。
コレクション全体を彩った花やスカルの刺繍は、暴走族の衣装をイメージしたもの。刺繍業を営む家に生まれた森川自身のルーツでもある。
カラーは、モノトーンをメインに、後半はゴールドレザーを用いたアイテムが加わった。メンズは、黒のシャツとショートパンツ、ステンコートなどベーシックなワードローブに、若者の反抗精神を象徴するようにスカジャンやライダースジャケット、スウェットなどをミックス。ウィメンズは、ペプラムジャケットやカシュクール風のロングドレスなどエレガントなデザインでまとめた。
フィナーレでは、日本公演のため来日中のロックバンド「キッス(KISS)」が登場。ポール・スタンレーらが着用した衣装は森川がデザインしたもので、KISSからの依頼で今回のコラボが実現したという。