フォトグラファーの蜷川実花は1972年10月18日生まれ。東京都出身。父親は演出家・映画監督の蜷川幸雄、母親はキルト作家の真山知子。
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科在学中から写真展に応募し、数々の賞を受賞するなどして活躍。96年に「第7回写真ひとつぼ展」でグランプリを、「第13回キャノン写真新世紀」では優秀賞を獲得。さらに01年には、HIROMIXや長島有里枝とともに第26回木村伊兵衛賞を受賞し、ガーリーフォトブームの先駆けとして注目を集めた。
現在までに開催した個展は70回以上、発表した写真集は60冊以上に上る。また、イヴォナ・オマジックが手掛けていた頃の「セリーヌ(CELINE)」とのドレスや「マスターマインド・ジャパン(mastermind JAPAN)」とのTシャツなど、国内外問わずファッションブランドとコラボレーションも行っている。
07年に土屋アンナ主演の『さくらん』で映画監督デビュー。12年には沢尻エリカ主演の『ヘルタースケルター』で、2度目のメガホンを取った。また、10年にはAKB48のPV「ヘビーローテーション」で監督をし、その後同グループのPVを3作手掛けている。
私生活では2度の結婚・離婚をし、その後一般男性と入籍。07年12月に第一子を出産した。今年9月には光文社より責任監修を務める“ママ本”ムックムック本「ママ・マリア(MAMA MARIA)」が発行された。