ファッションブランド「フォーティファイブ・アール(45R)」は、ポップアップイベント「布三彩(ぬのさんさい)」を16日より伊勢丹新宿店1階ザ・ステージにて開催する。22日まで。
唐の時代、緑・赤・藍の三彩の陶器が「唐三彩」と呼ばれ、シルクロードを通じてその芸術性を東西に伝来していたように、本イベントにおいて、日本の布の原点である「生成」「茜」「藍」の3色を「布三彩」と名付け、日本の伝統的な技術を洋服を通じて世界に発信することを企図。
新たに開発された素材は、上質なスビンコットンとシェットランドウールを混ぜた原料を、ウール用の紡績機でふんわりとした糸にして、日本のツイードの聖地・岩手県花巻市で織りあげたもの。原毛や原綿の素材そのままの風合いを醸す「生成」、べんがらなどを使った鮮やかな赤色の「茜」、浅黄から濃青までそれぞれに美しい色を見せる「藍」、といった日本人が昔から生活の中で使ってきた色の原点ともいえる三色をニットやジャケットに仕上げ提案している。
また、ニットやコート、ワンピースやジャケットなどをそろえた「布三彩」シリーズと共に、京都の染職人が10年掛けて開発した「京都の天然藍染め」のホースレザーアイテムも展開する。