「カルヴェン(CARVEN)」が、パリファッションウィークで14SSコレクションを発表した。
アーティスティックディレクターのギヨーム・アンリは、自身が高校生だった90年代を回顧。同窓だった女の子達のスタイルに、オートクチュールメゾンとしてスタートしたブランドのアーカイブを組み合わせた。
当時流行したカウボーイ風ベルトのイメージは、構築的なシルエットのシンプルなドレスに繊細なビーズ刺繍で表現。オートクチュールドレスに使われるような大輪の花々は軽やかな生地にプリント。ふんわりと広がるチュールのシースルースカートの下にはショートパンツを合わせた。
同じく90年代風の迷彩柄はピンクやグリーンの明るいトーンでアレンジし、迷彩柄のカットワークもトップスやドレスに施された。小花柄やギンガムチェック、デニムステッチ、Gジャンのシルバーボタンなどもポイントとして取り入れられている。
シューズもウエアにそろえ、花柄やギンガムチェックをレザーの厚底サンダルやパンプスが登場。バッグもバリエーション豊かで、動物がたたずむ様子をイメージしたというユニークな籐のバッグが夏らしい。