日本各地の食材を紹介するイベント「チアアップ!ニッポンの“食”展」が伊勢丹新宿店6階で5月29日から6月3日まで開催されている。食材の購入の他、イートインコーナーも設置。
4回目となる今回は、昔ながらの味を伝える「次世代食」、素材にこだわった「素材食」、その土地ならではの味「ご当地食」をテーマに提案。通常、催事には出店しないブランドを中心に、全国から約60社以上が出店した。
本展の注目は“ニッポンを食で元気に”をスローガンに全国の人気シェフやクリエーターで構成されたプロジェクト「クーカル(Cu-Cal)」。今回は、長野県軽井沢の「フォリオリーナ・デッラ・ポルタフォルトゥーナ」の小林幸司シェフや、青森県「レストラン山崎」山崎隆シェフ、京都府「イル・ギオットーネ」笹島保宏シェフら13人が登場。この13人のシェフがコラボレーションをしたオリジナルコースが日替わりで楽しめる。また、ビオワインブームの火付け役である勝山晋作によるワインバーも併設。勝山がセレクトした国産ワインが提供される。
2011年の震災以降、復興支援として宮城・東北地区のブランドも積極的に招聘。今回、岩手県花巻産の米粉を使用したバームクーヘンで人気の「ブルージュ・プリュス(Brugge Prius)」や宮城県の特産ずんだを使用したジャムで注目される「畑のスウィーツ」などが初出店している。
この他にも、最近注目されている国産のコーヒー(沖縄県・名護珈琲)や国産紅茶(佐賀県嬉野・相川製茶舗)、電子部品会社「向山製作所」が作るキャラメルクリーム、「玄米カフェ実身美(サンミ)」の酵素ドレッシングなど話題のアイテムが登場している。
初日は開店と同時にクーカルに長蛇の列ができ、香川県の手打ちうどんや京都のわらび餅、大阪の寿司屋など職人による実演販売が行われているコーナーが人気を集めていた。